働きたくない

5000兆円欲しい

宮古島に行った(2018/09/15-18) - 後編(3・4日目)

前篇(1・2日め)の続きです。

3日め

吉野海岸沖縄そば探し → 伊良部島下地島 → 居酒屋

前日に肉を喰らい酒を飲んだので、相変わらず朝は遅め。

吉野海岸

この日は午前中に八重干瀬でのシュノーケルツアーを予定していたが、台風による高波の影響で前日に催行中止となってしまった。 観光ガイドなどを見て考えた結果、「折角沖縄に来たのだし、例えサンゴ礁が凄いところでなくとも、それでも我々はシュノーケルをしてみたいのだ」ということで、 ビーチではあるが比較的サンゴ礁があるらしい、吉野海岸に行くことにした。

結果的にここが当たりで、シュノーケル体験としては上々であった。 正直最初は八重干瀬に行けずがっかりしていたのだが、気がついたらそのことは忘れていた。

吉野海岸について

  • この海岸は崖の下にある。崖の上の駐車場(500円)に車を止め、そこからシャトルバスでビーチに行く。
  • 海岸にあるのは売店とパラソル・椅子くらい。
  • 1/3くらいの人は、パラソルは借りずビーチ奥の木陰に陣取っていた。
  • トイレ・シャワーは駐車場横(なので一々上に戻る必要がある)。帰るときももちろんバス。電話で呼ぶことができ、割とすぐ来てくれる。
  • レンタルの殆どは駐車場横のレンタル屋で済ます。シュノーケルセットなどもここ。ライフジャケットも借りれる。
  • サンゴは水面下すぐまで伸びている場所もあるので、傷つけないように…
  • そこまで混まない(他のビーチも同様)
  • 干潮時は無理
  • 2時間いたらかなり満足した

ちなみに、どうも19年の夏から業者の条件が厳しくなるらしい。
吉野海岸 - Wikipedia

営業活動においては許認可制度を導入する方針。ライフセーバーの配置など諸条件を満たした事業所を認可する。その上で活動範囲を仕切り、違法占有や無秩序な営業の解消を図る。 前浜、新城など規制/ビーチ内営業活動 | 宮古毎日新聞社ホームページ -宮古島の最新ニュースが満載!-

あと、以下のようにあるので、サンゴを傷つけないためにも時間を選びましょう (といっても、ビーチにいる業者が利潤と環境維持のどっちを取るかと言うと考えもので、干潮時は監視員が止めでもしないと折る人は止まらなさそうだなあと思った)。 シュノーケルでも水が入ると立ち泳ぎになりがち…。

水面直下までサンゴが育っているため、干潮時のスノーケリングは困難です。 干潮時の前後約2時間を外すようにされると良いでしょう 吉野海岸 | 宮古島ツアーガイド 宮古島観光協会

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シャトルバスから見た吉野海岸。え、めっちゃ良いじゃん…
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ウオー
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崖の下にある。ここもここで長間浜のように他から隔絶されている

さて、早速シュノーケリングをする。 台風の影響は、リーフ内はそこまでなかった。が、やっぱり流れはそこそこあって、気がつくとそこそこ流れていたりする。 サンゴは…ここのは生きているのだろうか?基本的にモノトーンである。自分はサンゴはベニサンゴとかカラフルであるものだと思っていたから、その点はちょっとがっかり。 でも白化しているわけでもないので、やっぱり生きているのだろうか(そういえば一時期全国ニュースにもなっていたサンゴの白化現象は収まったんだろうか:2007年・八重山諸島のサンゴ白化)。

シャトルバスの運ちゃん曰く、リーフまでは深くないから、リーフに近い(砂浜からなるべく遠い)ところまで行ったほうが良いよとのこと。 でもねえ、周りに人がいないのも不安だ…と思って、リーフと砂浜の中間くらいまで行った。

魚は砂浜のすぐ近くから居る。 自分は一度しか遭遇できなかったが、クマノミもいる。ルリスズメダイの類はちょくちょく居る。

このために、登山の際に使っていた防水カメラ(OLYMPUS TG-2)を持ってきたので、これで撮った水中の写真を挙げる。
撮影は結構難しかった。そもそも魚がすぐ動いてしまう、海中に入ってくる光の色のバランスが死んでる、自分自身流されてしまうので安定しない、AFが効きにくい?等々が理由。 シュノーケリングでは海面(上)からしか魚を取れないので(時々頑張って潜ったりしたが)、ちゃんと写真を取るには、どの方向からも撮影可能なスキューバダイビングが必要だろうなあと思う。

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顔がめっちゃ面白い。あと本当に魚って薄いな
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この色のバランスよ…
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クマノミ。ハナクマノミ
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色んな人達
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この魚は黄色い
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謎の鮮やかさ
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この瑠璃色が好きです。ルリスズメダイ
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そんな顔するなよ…
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黒い人達
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ここまでまともな写真を貼ってきましたが、ああいうのは3枚に1枚撮れれば良い方で、AFが死んでいるとこうなったりする。ああでもここに写っているサンゴは赤いなあ
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黄色くん2号
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岩の下には主のような魚がいた。かなり大きかった。体感30~50cm
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ハタタテダイ?
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チョウチョウウオの仲間?この魚だけはおとなしくて、色々写真を撮った
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チューリング・パターンを思い出す
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拡大に失敗した

2時間ほどして、満足したしお腹も減ったので戻ることにした。

昼食に彷徨う

沖縄に来たら食べたいものの一つに沖縄(or宮古)そばがあって、昼食向きなので沖縄そばの店を探すことにした。

ただ、宮古吉野海岸がある南東の方は、集落が点在する感じで、飲食店も少ない。 このとき15時前後。少し車を走らせて、ガイドブックにある丸吉食堂に行ってみることにした。

…が、なんと閉まっている。ガイドブックには10時半~18時営業と書いてあるのだが…。 気を取り直して、Google Mapで「沖縄そば」と検索して出てきた、近くの「ガーデンレストラン・シギラ」に行くことにした。

…が!こっちは、入ろうとしたら、丁度店の人が営業終了の看板を持って出てきたところ。
他に食べられそうな目星もなく、お腹は減っていて、しかしここにいてもどうにもならないので、空腹に耐えながら平良近くの「古謝そば屋」に向かった。 流石にこれで飯にあぶれたら辛いので、道中ちゃんと営業していることを確認した…。

ここはまだ営業時間内で、かなりほっとした。
セットだとジューシー(これは炊き込みご飯ないし雑炊の意味らしいのだが、自分は美味しいからジューシーなのかと思って、めっちゃ安直だなあと思っていた)がつく。 空腹だったのも相まって、とても美味しく感じた。 沖縄そばのあっさりしただしは、飲み会の後に良さそうだと思っているが、東京に沖縄そばスタンドは少なく、むしろ皆一風堂などに駆け込んでいる。

ちなみに、これまた沖縄独特のコーレーグースが卓に置いてあったが、これは果たして使うと飲酒運転になるんだろうかと悩んだ記憶がある(結局使っていない)。

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ウオオ、やっと、やっと飯が食えるぞ…!

伊良部島下地島

やっと…やっと昼食を食べられたので、気を取り直して伊良部島下地島に向かう。

このために伊良部大橋を通るが、この橋自体がちょっとした観光名所である。 伊良部大橋は、昭和49年(1974年)に架橋の請願が始まって、2006年に工事着工、2015年に共用を開始した、伊良部島民にとって悲願だったであろう橋である。 農業用水の送水という機能も併せ持つらしい。

宮古島の地下ダムから農業用水や生活用水が大橋に併設された導水管を通って供給されるため、水道のコストも削減されたほか[2]、スピード化によって医療や教育の面でも伊良部島の島民にとって恩恵を与える大きな役目を果たしている[9]。
伊良部大橋 - Wikipedia

リーフ内は深くないが、リーフの外では水深が10mほどあり、一番深い箇所では約17mである。 航路が3つあり、そこは必要に応じて道が高くなっている。 主航路部の橋梁は、海底下11.8mまで矢板が入っていて、そこから41mの高さに道路が通っている。11.8mで大丈夫か?…は設計の人が大丈夫と言ったんだろう。 www.pref.okinawa.jp

構造物としての特徴、工法の特徴などは以下が詳しい。
www.kozobutsu-hozen-journal.net

ちなみに、橋に入るところの電光掲示板には「橋上では駐停車禁止」と出ているのだが、橋の途中には退避スペース?があって、結局皆そこで停まって写真を撮っている…。 過去にはこのような事故があったらしい。

4日午前0時ごろ、沖縄県宮古島市の伊良部大橋から同市に住む男性介護士(32)が海に転落し、約7時間後に見つかったが、死亡が確認された。宮古島署によると、男性は大橋の中央付近で欄干を乗り越え、高さ約30メートルの橋桁から転落。水深約18メートルの海底で沈んでいるのを宮古島海上保安部の潜水士が発見した。男性は交際相手の女性にプロポーズし、承諾された直後に転落したという。
同署などによると、女性が運転する車で伊良部島から宮古島へ走行中に大橋の頂上付近にある緊急車両用の駐車スペースに車を止め、雑談中にふざけて高さ1・35メートルの欄干を乗り越え、橋桁の縁に立って足を滑らせ海へ落ちた。橋桁は鉄製で、約1メートルの平たんな部分から先は海に向かって傾斜になっている。
プロポーズ直後だった… 伊良部大橋から転落死 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

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伊良部大橋を渡る

伊良部では、まず渡口の浜に行った。
渡口の浜は、海の家あり、トイレあり、シャワーありの結構整備された浜であるが、この日は波が高く、また海藻とかが巻き上げられ、打ち上げられていて、遊泳向きではあまりなかった。 逆に、波が高いことはサーファーにとって好都合なのか、サーファーがいた。

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渡口の浜。海藻が打ち上げられている
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川を挟んで反対側にも浜がある
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海の家
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カヤックも借りられるらしい
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トイレの前の木は実がなっていた。タコノキ?アダン?
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錆落ちてしまった外の通路、趣がある
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タクシーで来る人もいた。確かに老齢になってからだとそうするしか無い
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伊良部島下地島は小さな島である。その割に観光地は多い

次に下地島に向かう。地図で見ると、伊良部島下地島は細い水路で隔てられているのみだ。本当に2つの島なんだろうかと思う。 少なくとも走っている限りでは、川を渡ったようにしか思えず、島が違うことは意識しない。 どちらの島ものんびりしている。集落や観光施設がポツポツあるくらいだ。 下地島空港への路線誘致が進むと、どんどん開発されていくのだろうか…。

ただ、航空写真を見る限り、下地島空港の周りは畑になっておらず森のままなので、そこは手がつかないのだろうか。

下地島では通り池を見た。 夕暮れに行ったので、既に池は暗く、あまり良く見えなかった。 ただ、周りの、石灰岩と緑の入り混じった風景は地の果てのようで、そちらの方を見ていた。

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通り池。暗くてよく見えない…
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遠くに下地島空港の空港監視レーダーが見える
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地の果て
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根がすごい

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帰ります
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伊良部大橋からの夕暮れ

居酒屋へ

さて、もう最後の夜なんですか…?楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。あれ、ついさっき来たばかりのような気持ちなんですが…。 絶望しながら、でも3日めにしてやっと予約できたあぱら樹に向います。

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平良
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あぱら樹
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海ぶどう・豆腐よう
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ラフテー
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何だ…?
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グルクンの唐揚げ
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泡盛のロックとチェイサーをひたすら頼んでいたら、途中からこういう感じで出てくるようになった

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お、沖縄振興開発金融公庫

宿に帰りこの日は終了。

4日め

砂山ビーチへ

最終日です…。でも、飛行機は14時台でそこそこ時間があるので、未練たらたらで行く場所を探した結果、砂山ビーチに行くことにしました(泳がず、見るだけ)。 意外と平良から近いのが良いですね。

ここも、細い道を抜けると、いきなり目の前に綺麗な砂浜と海が現れます。何度体験しても飽きない演出。

  • 駐車場から白砂の道を歩いて5分位
  • トイレ・シャワー・自販機は駐車場にあり
  • 砂浜にはパラソル貸出と海の家あり
  • (ここだけではないが)過去に水難事故が起きています
  • 実は私有地です

「砂山ビーチ」と砂で作ってありますが、あれは海の家の人が手入れしているみたいなので、本当なら写真を撮ったら何か飲み物の一つでも買うべきなのでしょう…。

思ったよりも人がいませんでした。こじんまりしているいい砂浜です。 あと、一目見るだけの人も多かったです。自分たちもそうでしたが、その価値はあった思います。

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砂山ビーチ
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実は私有地です
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私有地…
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こんな道を歩いていきます
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周り、ジャングル
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オッ…
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オオッ
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ドーン
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結構遠浅
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帰りはここを登るので大変です

ちなみにビーチの所有者は「株式会社宮古島砂山リゾート」。 元々は砂山ビーチのあたりをダイエー系列がリゾート地として開発しようとしていたが、ダイエーの経営状態が悪化したため話が頓挫。 もしこのときリゾート開発に成功していたら、このビーチもプライベートビーチとなってしまい、地元民や他所からの人間は入れなくなっていたかもしれない。 これに関する話は、下崎農村公園の碑文に書いてあるらしい(https://s.webry.info/sp/1120kura.at.webry.info/201501/article_3.html)。
リゾート開発とは何かと揉める印象があったが、なるほどこういう問題が生じてしまうのも揉めそうな点だなあと実感。

会社はその後、2006年に株式会社ゼファー(不動産関連会社、東証1部上場)が事業再生のスポンサーとなります。その時のIR資料には、以下のように記載があります。

株式会社ゼファー(本社:東京都中央区代表取締役社長:飯岡 隆夫、以下 当社)は、この度「株式会社宮古島砂山リゾートスポンサー選定手続要綱」に従い提案を行った結果、更生会社 株式会社宮古島砂山リゾート(本社:沖縄県宮古島市、管財人:滝 久男、以下 宮古島砂山リゾート)の事業スポンサーに決定、そして、2006年5月15日に管財人との間でスポンサー契約を締結し、当社代表取締役社長の飯岡隆夫が事業家管財人に選任される予定でございます。
宮古島砂山リゾートは、沖縄県宮古島市におきまして、約16万2千坪の敷地にホテル・ヴィラ等を中心としたリゾート開発を進めるべく、一部開発許認可を取得いたしましたが、資金繰りが行き詰まり、2005年9月21日付で会社更生手続きに入りました。当該事業の推進には地元、行政等から多大な期待が寄せられており、その事業を継続すべく事業スポンサーを募る運びとなりました。
http://ke.kabupro.jp/tsp/20060515/150f26b0_20060515.pdf

しかし、今度はゼファー自体が2008年に民事再生。そこから先は話が進んでいないらしい。 ただ、(民事再生だし)ゼファーのウェブページは最近更新されているので、まだ所有されてはいるらしい。 再建計画を見るすべがない(?)ため詳細不明。何れにせよ、しばらくは穏やかな砂山ビーチが楽しめそう。 関連会社 - 株式会社ゼファー

それでいうと、上の写真に映っていた海の家の業者は、どうも許可を得ずに営業していたらしい。 このあと、アーチ状の岩が崩落しそうになったこともあり、宮古島市が動いたのか、業者のいた岩の窪みともども立入禁止になったようだ(ref: 砂山ビーチに立ち入り禁止区域〜変わりゆく宮古島の海〜

実務を知らないので「じゃあ許可取れば良くない?」と思ったが、営業権だとかで利潤が薄くなるんだろうか。あるいは、そもそも許可が降りないとか?
言われてみると吉野海岸のビーチに店を出している業者も許可を受けているのか怪しかったが(そうか?)、一方で島民の稼ぐ手段の一つだったり、便利であることも確か。
昔からなあなあでやっていたような気もする。
ここに来て市が動いたのは、砂山の事故で安全性を問われるようになったため、観光客が増加していて、かつビーチは重要な観光資源であるためだからだろうか。 まあ、とにかく、管理条例が施工される今年4月からは、より良い状態になるといいですね。

ああ、権利って大変。

帰るまで

長くなってしまったが、このあとはレンタカーを返却し、空港に行き、昼食を食べ、お土産を買ったりした。

レンタカーの返却時の確認はなんとなかった…。それでいいのか? もともとビーチに近い道に観光客が行きがちで、そう言うところではある程度汚れてしまうものなんだろうか。

宮古空港は思ったよりも小さい空港であった。
空港では名残り惜しの宮古そばを食べた。
意外と搭乗まで時間が無く、食事が出てくるのを待つ間に、交代交代で土産を買いに行ったりしていた。 空港では待ち時間が多く発生するから、そのときにお土産を買うと時間の節約になりよいな。

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沖縄の自販機。さんぴん茶がある
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こぢんまりとした空港
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宮古そば?ソーキそば?沖縄そば?とりあえず量が多かった
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待合室
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機内からの日の入り

最後、夕食として品川の駅ナカ「シターラ・ダイナー」でインドカレーを食べたらしい。 ここはインドカレー屋にしては珍しくチェーンである(インド料理のレストラン & デリ 「シターラ」)。 値段設定が高めだが、その分(?)店員さんが生き生きとしている。

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インドカレー

まとめ

宮古島は、思ったよりも素朴な、のんびりした雰囲気のある島だった。 綺麗なビーチが多く(沖縄の中でも突出して多いと思う)、またビーチのすぐ近くでシュノーケルを楽しめるのは凄いと思う。 そして人が思ったよりいない。平良を抜ければゆったり走れる道路だし、海水浴場は夏の伊豆よりも落ち着いている。 (この「綺麗なビーチがあるんだよね」という観光客の期待は、天然の砂浜が綺麗なままでなければならないというプレッシャーを業者に与えるのだが…与那覇前浜は砂の流出に悩んでいる)

一方で平良の繁華街は飲み屋が多く、賑わっていて楽しい。
料理も本土で食べるより美味しかった。
土産にも困らない。

ゆっくり夏を楽しむにはとても良い場所だと思う。機会があればまた行きたい。
次は、浜辺に近いところで「何もしなくていい」時間を過ごし、気ままに行動したい。 この3泊4日は、濃く楽しい時間であったが、あっちに行かなきゃ、ここを見なきゃと忙しなかった気もする。 西欧人のバカンスよろしく、休息としての旅行もしたくなってきた。

さて、リゾート開発ブームのときには大いに揉めたのかもしれないが、最近でもリゾートはポツポツ建設中である。 地元の人と行政、(特に本土の開発)業者とのいがみ合いが少しでもなくなるとよいが。 自分のような貧乏人でも、綺麗な砂浜がいつまでも使えるようであってほしい。

ところで、これで沖縄に満足したかと言うと全くそんなことはなく、むしろやりたいこと、行きたい場所が増えて困った。 具体的には以下のような感じ。 土日で消化していくのには難があるなあ。長い休みが欲しい。

  • 他の島にも行ってみたい。黒島、多良間、波照間、与那国、西表、大東諸島…特に大東諸島では大東寿司(八丈・小笠原などにもあるが、島寿司)を食べてみたい。一応那覇空港売店で広告を見たのだが、残念なことに売り切れていた
  • 食では、やっぱり海亀・ウミヘビ・ヤギ料理を食したい
  • そろそろビーチは一通り楽しんだので、次は特徴的な沖縄の信仰を知りたい。大神島にも行ってみたい
  • アクティビティとしては、スタンドアップパドルボードとか、西表のジャングルツアー、由布島の水牛渡し、久米の奥武島・オーハ島・はての浜の訪問…
  • シュノーケルも限界があると思ったので、スキューバダイビングもやってみたい
  • あと八重干瀬には行かねばならない