写真・感想
起きる
酔っ払って寝たからか、眠くて起きられませんでした。 結局、乗りたい特急に間に合うギリギリの時間に起床。急いで準備して、駅に向かいました。
朝食も、本当はうどんを食べる予定でした(色々食べ比べしたかった)が、叶いませんでした…。仕方ないので、コンビニで軽い朝食を買って特急に乗り込みました。
もし高松駅周辺で朝うどんを食べたいなら、私の知る限りで以下のお店があります:
大歩危に向かう
さて、特急しまんと3号に乗って大歩危に行きます。本当は貧乏人らしく普通列車で行きたかったのですが、大歩危を通る土讃線は、山間部であることから普通列車が少なく、一方で高松⇔高知の都市間連絡の役割があり特急列車が多いため、時間の都合上特急になってしまいました。
ちなみに、この特急しまんとは最速で高松~高知を2時間ちょっとで結びます。岡山~高知は特急で2時間半くらい。高知は遠い…。
車両は、世界初の振り子式気動車2000系です。見た感じ、車高がすごい低い。
高松を出ると、坂出~宇多津間で右に瀬戸大橋を見、丸亀、多度津と通っていき、琴平までは讃岐平野を進みます。 お椀を伏せたような特徴的な小山が見えます。
琴平を出ると、左右に曲がりつつ勾配を登っていきます。そして、猪ノ鼻トンネルで讃岐山脈を抜けます。 土讃線は、大歩危のあたりなどをとっても、良く線路を通したなあと思うことが多いです。
トンネルを抜けた先には、スイッチバックで有名な坪内駅があります。一瞬だけ見えましたが、普通列車が止まっていて、写真を撮っている人がいました。
阿波池田をすぎると、今度は吉野川の深く狭い谷に沿って走り、大歩危につきます。
かずら橋を渡る
大歩危についたら雨が降ってきました。幸先悪い。 大歩危駅ではかずら橋行きのバスを待つ間、観光案内所の人と話をしました。内容は詳しくは覚えていないですが、元は東京出身で、女手一つで子供を育て上げたという身の上話や、祖谷の人で、大歩危駅までタクシーで来て買い物をする人がいるという話を聞いた気がします。
バスで大歩危を出ます。乗客は数名…。 ぐんぐん高度を上げて、トンネルを抜けて祖谷に行きます。
割とすぐにかずら橋につきます。
本当は、奥祖谷かずら橋と野猿・奥祖谷観光周遊モノレールなども見たかったのですが、遠いし、バスないし、時間ないしで諦めました。 いつか百名山の剣山に行く機会があるでしょうから、場所も近いしその時に行くことにします。
さて、バス停から少し歩いてかずら橋です。このかずら橋、横にある道路のコンクリ橋は怖くないし、そこから見るかずら橋もそこまで怖そうではないです。しかし、実際に渡ろうとすると、そもそも横木を渡しているだけで隙間だらけだし、私は高所恐怖症だし、手すりも太い蔓だから掴みづらく、更にこの日は雨で滑りそうというのもあって、とても怖かった…。
最初は辞めて帰ろうかと思いましたが、後ろから人が来るし、暫く途中で止まっていましたが、なんとか渡りました…。
渡った先にある滝を見て、かずら橋夢舞台でバスを待ちます。 時間があったので、道沿いに店を構えている蕎麦屋で祖谷そばを食べました。
若干寒かったので温まってよかった。
まだ時間があったので、かずら橋夢舞台で和三盆プリンを買って、食してみました(ここは微妙に徳島県なので、徳島の土産も売っています)。 ほのかな和三盆の味がして独特です。
さて、バスが来たので乗り込みます。出発時間になるまで少し時間があって、乗客は私一人だったので、運転手さんと話していました。 若干なまりがキツく全部を聞き取れたわけではないんですが、大体「ここは何もない、なにかするとなったら高知に行く(高松はうどんしかない)」「かずら橋夢舞台、時間によってはバスが駐車場に入れないこともあって困る」みたいな感じでした。
遊覧船に乗る
バスで、大歩危峡観光遊覧船乗り場の大歩危峡まんなかという所へ向かいました。 バスでは大歩危峡駅から5分程度なのですが、歩くと30分位かかります。 かずら橋だけ見て帰っても良かったのですが、なんとか時間の都合が付きそうなので行ってみました。
大歩危峡まんなかについたら、荷物をロッカーに入れ、乗船券を買って、乗り場におります。 ここの遊覧船は定時発ではなく、人が集まったら(集まらない場合は15分程度待つ?)出発する形式です。 大歩危峡まんなか~駅のバスの本数が少なく、この後の旅程が押していて金刀比羅宮に行けるか懸かっていることもあり、早く乗れると良かったのですが、実際は20分くらい待ちました…。時間が決まっていないのは辛いですね…残念。
遊覧船自体は、どうも台湾や香港からの旅行客が多いみたいです。地理的に近いですしね。 乗った船のガイド役の方も多分中華圏の方で、乗客にもそっちの方から来たグループが居ましたが、案内は日本語でした。
吉野川は、船で行き来したところだけでも、浅いところでは数十cm程である一方、深いと10m程あるようです。 また、小歩危の方は更に急流で、小型船で行くと帰ってこれないらしいです。 地層の話もありましたが、詳しくは以下: 大歩危小歩危 文化遺産オンライン
個人的には、蜀の桟道が如く谷の斜面に張り付いて通っている土讃線・国道が凄いなあと思って眺めていました。
遊覧船は、乗ってみると時間が経つのが早く感じられました。 帰ってきて、またドライブインに登り返して観光終了です。
途中、ドライブインの基礎上部にある洪水後を見ました。谷が幅狭いだけあって、増水すると大変そうですね。
金刀比羅宮にお参りする
さて、13時発のバスで駅に戻ります。 このバスは大歩危駅を13:06発なのですが、なんと琴平方向に戻る特急は13:05発です(接続すればいいのに)。 乗れるのか、乗れないのか…しかも大歩危駅は構内踏切を渡ってホームに入る構造なので、早めに着かないといけませんから、心が休みません。 自動車の旅なら時間に追われることはないんだなあと、少し羨ましくなります。
結局バスは13:05くらいに大歩危駅につきました。駄目かと思いましたが、ホームにはまだ列車を待つ人が居て、列車が来ていません。 近くにいた係員さんに聞くと、どうも列車が遅れているとのこと。
偶然が幸いして、13:05発の特急に乗れました。
特急で、急ぎ朝来た道を戻ります。
琴平で降りて、荷物をロッカーに預け、観光案内所で地図をもらい、ササッと見て回…ろうとしたところ、英語を喋る妙齢外国人女性と観光案内所のおじさんがあまり会話できておらず、黙って去るのも心苦しく手助けした。そのまま何やかんやで自分が金刀比羅宮まで案内することになってしまった。
うどん屋で一緒にうどんを食べ、話したところに拠ると、アメリカ(アリゾナ州)出身で、今は東南アジアでアメリカの学位を取れる大学で、ボランティアとして講師をしている教授らしい。「私はあと少しで定年だから、年金を貰いながら旅行できる」とか言うてた。羨ましい。
このとき、急いでいてロッカーに傘を入れてしまい、私はずぶ濡れで金刀比羅宮を登った。そのため写真はほぼない…。 地図で見ると短く思えるが、意外と上まで歩いた。水平移動が多かった気がする。
雨の売り子さんも途中にいた。
雨なので生憎、あまり讃岐平野を一望…とは行かなかった。少しだけ見えた。
私は空港行きのバスに乗るため急ぐ必要があって、金刀比羅宮の上からは一人で急いで戻ってきた。 一応、金刀比羅宮では、有名な金色のお守りを購入した。 神社でお守りを買うのも久々。
琴平駅で荷物を受け取ったらちょうどバスに乗る数分前だった。 このとき、バスが現金のみ対応で、周りにUFJのATMがあるはずもなく焦った(結果的には、駅のセブンイレブンにATMがあって難を逃れた)。
バスは少し時間がかかりながらも空港につく。急いでお土産を買って、搭乗口に向かった。 高松空港は小さい空港だが、国際便もあるらしく、便数に比べ手狭に感じた。
待っているときに、最初「悪天候のため往路便が着陸できないでいます」というアナウンスがあり、戻れないのではないかとヒヤヒヤしたが、なんとか着陸できたようで、無事羽田に戻ることができた。