窓サッシ用フラットケーブルの特性

Amazonで購入したので計測してみました。

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購入したもの

両端がBNCは珍しいです。コメットのも第一電波工業のも、共にM型コネクタだったはず。

Wuernine フラットケーブル すき間ケーブル 薄い紙のように細い 0.3m 同軸 BNC中継・延長アダプタ 両端ジャック（1,295円）

説明

• 【驚きの薄さ】0.3mm、コネクタを含めて全長約30cm。1本です。
• 【穴あけ不要】ケーブルを室内に引き込み用、穴を開けなくてもケーブルを隙間に通せます。引き戸が開閉の邪魔ない、部屋間の引き回しにも大変便利です。
• 【折り曲げ可能】断線しにくい商品のため、どんなに折り曲げでも可能です。機能には影響がありません。
• 【設定簡単】BNC型メス接栓-BNC型メス接栓、両端の端子部に取付に便利な両面テープ付（3M製）。

www.amazon.co.jp

届きました。こんな感じです。思ったより0.3mは長かった。

届いたフラットケーブル

周波数特性

じゃあ測りましょう。

• スペアナ：HP 8560E

測定風景

謎の繰り返しが、およそ300MHzごとにあるように見えます。細線はCAL THRUの結果で、今回は毎回ちゃんと測定しています。

低周波領域。-3dBは50MHz。低い方ではフラット（CAL THRUの細線が見えませんが、これは同じスペクトルだったため隠れています）

結果をまとめると以下です。

• 謎の繰り返しが300MHzごとに見られる
• 低周波領域の特性は良好
• カットオフ周波数はおよそ50MHz。125MHzでは大体-6.5dBの挿入損失

30cmのマイクロストリップライン共振器のようなものでしょうか。私は分布定数回路に明るくないのでわからないです。

短波帯に使うならよさそうです。