働きたくない

5000兆円欲しい

PCを新調した

新調理由

  • Windows 11に更新できない:今は第3世代のi7-3770K。これが決め手にはなったと思う
  • ケースが床置きで邪魔。ホコリもたまる:今使用しているのはANTEC P280というミドル(ハイ)タワー。容量67Lだが、正直中はスカスカだし、シャドウベイもあまり使っておらず、もう少し小さくしたかった。あと、大きさの都合上床置きにせざるを得ず、邪魔でホコリが溜まるのも嫌だった
  • うるさい:CPUのFanが原因。夜中Perseusのキャプチャーのために付けっぱなしにしていると、結構気になる。別に新調しなくても直るが
  • HDD(データドライブ)の容量不足:これは主にPerseusでキャプチャーしはじめたせい。別に新調せずとも(ry
  • SSD(システムドライブ)の容量不足:これも新調せずとも直せるが…どうせならM.2にしようと思った

参考:現PCのスペック https://karlsnautr.blogspot.com/2013/04/pc.html

一方で、AMDの第5世代 Ryzen(Zen4)は噂されているし、DDR5メモリも量産され始めそうだし…とは思ったが、Zen4まで1年くらいはかかるのかと思って新調することにした。

一応現状使っているPCがあって(2013年4月頃組み立て。既に8年目、よく持っているな…)ので、なるべくそのパーツを活かすようにしようとしたのだが、気がついたらほぼ新規パーツで組んでいた…。

新調後スペック

パーツ名 メーカー 型番 購入場所 値段 コメント
CPU AMD Ryzen 5 5600X PC-IDEA 35,980円 人生一度はAMDを使ってみたかったところ、最近AMDが巻き返していて好機だったのでAMDに乗り換え。SDRやネットサーフィンが主要用途なので、シングルスレッド性能がそこそこあって、コスパが良いから。その上でIntelと比べTDPが低いから(高いとその分クーラーがうるさそう)。
CPUクーラー SCYTHE 虎徹 MarkⅡ TSUKUMO(店舗) 3,880円 特にこだわりはないので無難なものを。でもここ見て静かそうなのを選びはした。念の為、ケースを決めてから、クリアランスを確認の上購入。
マザーボード ASRock B550M Steel Legend Amazon.co.jp 14,427円 Mini-ITXMicroATXかで結構迷った。できれば小さい方がよかったが、PCI Expressの本数の問題でMicroATXにした。5600Xなので必ずGPUが必要、その上で10Gbpsにできれば対応させたいと思っていて、それにはもう1本必要だった。MicroATXの中ではゲーマー向けハイエンドモデルではなく、コスパ良さそうなものにした(X570よりB550の方が発熱が少ない?)。ちなみにクーポンで-1,000円、ポイントで-11,000円になり、実質2,427円であった。念の為、ケースを決めてから買った。
メモリ CFD W4U3200CM-16G TSUKUMO 19,980円 16GB x 2枚。現状の容量で困っていないので32GBを維持。メモリは結構複雑で正直良く分かっていないが、オーバークロック(OC)には興味がないのでスタンダードなものを。32GB x 1枚よりは16GB x 2枚の方がいいらしい。また、4枚にすると速度が落ちるので2枚で。速度はOCなしの中で一番早いPC4-25600(DDR4-3200)にした。ランクやレイテンシはあまり選択肢がなかった。(Dual Ranked, CL22)。ECCなし、バッファなし。
SSD Western Digital WD Black SN850 NVMe TSUKUMO(店舗) 23,980円 型番WDS100T1X0E-00AFY0。人生初NVMe。正直PCI Ex.3も.4も早すぎて変わらないような気もするが、折角なので買ってしまった。定評のあるものにした。ヒートシンクマザーボードに付属しているようなのでなしのものにした。
HDD 東芝 MG06ACA10TE アークオンラインストア 26,400円 大容量志向ですが財布と相談し10TBにしました。RAIDよりNASにバックアップ取ったほうが信頼性あるかなと思い1つだけです。初めての東芝製。このとき10TBのHDDは、安い順に東芝のMN06ACA10Tが25,500円、MG06ACA10TEが26,400円、MD06ACA10Tが26,928円。その先ちょっと値段が飛んでWD101EFBXが29,600円だった。一方で東芝のクラスとしてはMG(サーバー向け) > MN(家庭・SOHO用NAS向け) > MD(家定用PC向け?)らしく、MGにしました。その分音には制約がないとかだと微妙ですが…。10TBで消費電力多めなので、排熱には気をつけたいです。参考:https://btopc-minikan.com/hdd-hikaku.html
GPU Gainward NE6165001BG1-1175D-G イートレンドオンラインショップ 29,800円 GeForce GTX 1650のグラボ。ビデオメモリはGDDR6 4GB。これは現PCのために少し前に買い替えたものを、引き続き使用。
ケース Cooler Master Technology Cooler Master Silencio S400 TG TSUKUMO(店舗) 10,980円 型番MCS-S400-KG5N-S00。ケースを選ぶのは大変だった。まず、MicroATXMini-ITXの2通りで考えた。そのうえで、「前面にUSB-C」「HDDは2ベイ(RAID1の可能性を想定していた)」「静音」の上でなるべく小さいもの、を考えた。途中でMini-ITXのみでは10Gbps環境は難しい(Thunderboltがあれば変換可能も、AMDでThunderbolt対応は1つだけで癖があった)ことがわかりMicroATXに絞った。結局、Cooler Master Silencio S400 TG(33.9L, 前面USB-Cなし)とFractal Design Define 7 Compact Solid(39.3L, 5インチベイなし)の2つに候補を絞り、TSUKUMOで現物を見て小さい方にした。で、気がついたら側面ガラスの方にしてしまった…。確かにスケルトンへの憧れを昔は持ってはいたが…オタクじゃん。
電源 SCYTHE 剛力短2プラグイン SPGT2-600P - - 現PCのを引き続き使用。2013年4月ごろ購入、すでに8年目だがよく持っている。
合計 - - - 165,427円 個別にパーツを買っていたのであまり気にしていなかったが、あれ、意外と高く付いたな…

組み立て時の諸々

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お約束のような写真。机が狭いのであまり良くは撮れなかった;Amazonからはこのような感じで届いた。それは段ボール箱の代わりにはならない…!

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Ryzen、入魂…;クーラーの土台を付けたところ。これより先の写真はない

  • シリコングリスをマザーボードにこぼした:3000円台のクーラー付属のグリスでシルバーグリスではないだろう、シリコングリスならまあいいだろうと思いつつも、キムワイプで一応拭いた。テスターでグリスが導通するのか確かめたが、導通はしなかった。で、結局問題なかった。
  • 魅せるようにケーブルを配置するのは結構難しい:SATAケーブルとUSB 3.0ケーブルが今ぴょんぴょんしてしまっている。後者は結構硬いから曲げるのも難しく…。
  • フロントパネルからの配線をM/Bのピンヘッダに挿していくのは結構面倒くさい(ここに結構時間を費した)
  • 背面にもホコリよけのフィルターが欲しい
  • 起動後にマウスが認識しない:私が使っているのはLogicoolのM950。復刻版を除けば2015年販売終了なのでもう6年使っていることになるか。こいつは専用のUSBドングル経由でBluetoothによって通信するが、これが新PCでは最初使えなかった。結局ユーティリティーソフト「Logicool Unifying ソフトウェア」で再認識させたら使えるようになった(BIOS時に使えるような有線マウスを1つ持っておくべきか、と思ったりした)。

Windowsのライセンス認証

事前に心配していたことの1つ。

私の場合、Windows 8DSP版を購入 → Windows 10にアップグレードしていたのだが、どうもアップグレード後にハードウェアの構成を変更してしまうとダメらしい。 とはいえ、Windowsは安くはないので、なるべくならどうにかしたいところ。 一応Microsoftがハードウェアの変更時の対応を出していたり、Microsoftでチャットして救ってもらう方法などもあるようだが、以下に私の場合どうしたかを記す。

参考

Microsoftのアカウントにライセンスを紐付ける

ライセンス認証の画面で「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」と出ることを確認。方法は「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 のライセンス認証をもう一度行う」を参照。

事前にライセンスキーを確認する

私はフリーソフトShowKeyPlusを使用した。これを使用すると、Win 10のキーの他、Win 8のキーも確認できた(ここが大事)。 (Windows Product Key Viewerも使用したが、こちらではWin 8のキーは確認できなかった)

PCを組み立て、現PCのSSDで起動し、「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 の再ライセンス認証を行う」に記載の方法を試す

ライセンス認証の画面で「デバイスのハードウェアが変更されたことが Windows によって報告されました。 0xC004F211」と出た。 そこで次の方法を試す。

「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 の再ライセンス認証を行う」の「5. Microsoft アカウントにリンクされているデバイスの一覧から、[現在使用中のデバイスは、これです] の横にあるチェック ボックスをオンにします。」まで行ったものの、ここでチェックボックスが選べなかった(項目ごとグレー塗りになっていた)

Windows 8時代のライセンスキーを入力する

結局、ライセンス認証画面にある「プロダクトキーの変更」でWindows 8時代のキーを入力したところ、ライセンス認証された。

SSDのクローン(SATA → NVMe)

クローン作成(Acronis True Image for Western Digitalを使用)

ディスクのクローン作成で有名なEaseusのソフトは、無料版ではクローンが出来なくなっていた。そこで、Western DigitalSSDを買うと使えるようになるAcronis True Image for Western Digitalを使用しクローンを作成した。

クローンは、回復ディスク(RE)も含め現SSDをまるごとクローンした。

1点注意として、コピー先の新しいディスクを完全に何もしないままだと、Acronis True Imageの画面では「ディスクが必要」と出るだけでクローンが作成できない(そもそもWDのディスクがないとインストールできない?らしいので、別に新SSDが認識されていない訳ではない模様)。 Windowsのディスクの管理から、MBRかGPTを選んでおくと、クローンが作成できるようになった。

SSDMBRであったが、折角なので新SSDはGPT形式にした(問題なくクローン・使用できている)。

以下スクショ。

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作業前の新SSDの状況。GPTにした

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Acronis True Imageでディスクのクローン作成を選ぶ

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適当にポチポチ選んでいく

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適当にポチポチ選んでいく(2)。Cが無事容量拡張されていることを確認。右側の「選択したディスクは現状のまま復元されます(ディスクのレイアウトはMBRのままになります)」というメッセージだけ意味がわからなかった…。

エラー回復

さて、クローンが出来たら既存のSSDを外し、BIOSでBoot diskをNVMeに変更して再起動する。

私の場合、最初はうまくWindowsが起動できなかった。その際、とりあえずコマンドプロンプトでdiskpart → list volumeしたところ、Cが正常に割り当てられていることは確認した。 その上で、bootrecしたりbcdeditを弄る方法がネットにはあるが、それらは私には高度すぎて更に破壊しそうだったので、やらなかった。 一方で、もう一度再起動したら問題なく起動できてしまった(結局そのまま使っている)。原因は分からずじまい。

おまじないのように、回復パーティションがあることの確認(とはいえ起動できなかったときにコマンドプロンプトを立ち上げられたので機能していると思う)、dismとsfcの実行を一応した。

正常時どのような状態であったかをメモすることには意味があると思うので、下記にスクショを貼っておく。

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クローン後のディスク構成, bcdedit
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dismとsfc, ディスク構成と回復パーティション

感想

  • とにもかくにも静かで助かる(一方でCPU温度は通常40℃程度のためエアフローは一旦これで良い模様。前面パネルは一応常時開放している)
  • ケースを床に直置きから机の上に置くようにして、足元の空間が広がり嬉しい
  • 早さは…正直あまり体感できない
  • NVMe SSDの発熱が半端ない

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CrystalDiskMarkの結果、SSDユーティリティソフトのスクショ。最高88℃…。

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Ryzen 5