働きたくない

5000兆円欲しい

成田線・鹿島線・大洗鹿島線の旅

fully vaccinated になり、(まだ抗体生産中の期間とは思うが)4連休に入ったので、そろそろどこかに出かけるかと思い、日帰りで鹿島神宮と大洗に行きました。 どちらかというと目当ては未乗線区だった成田線我孫子支線)・鹿島線乗りつぶしですが…。

外が暑すぎてヘロヘロになった旅でした。

書くのにかけた時間 多分8時間くらい。文字数 4万文字くらい(でも画像のhtmlタグも含むため実際はもっと少ない)。1日でこれなので長期の旅行記はいつまで経っても書き終わるはずがなく…。

旅程

計画においてボトルネックとなったのは鹿島線大洗鹿島線鹿島神宮~大洗)です。何しろ本数が少なく、昼間の本数が2時間に1本なのです(というか本数自体が少なく、鹿島線は1日16本*1大洗鹿島線は1日18本)。

潮来十二橋を訪れるとすると、折返しの逆向き電車を使う(近い順に佐原 → 十二橋潮来鹿島神宮と巡るのではなく、1本目の折返しを使って佐原 → 潮来十二橋鹿島神宮と行く)としても、両駅に1時間ずつ居ることになります。 流石に炎天下の十二橋に1時間はつらいと思ったので、朝の1時間間隔のうちに巡ることにしました。そのため全体的に朝早いプランに…。

大洗鹿島線は、最初長者ヶ浜潮騒はまなす公園前で降りて鹿島灘を見て、新鉾田と北浦湖畔にも降りるプランでいましたが、炎天下にそれは辛すぎるのではと思い途中下車をやめることで解決

大洗はレンタサイクルがよいそうです。バスは観光向けのものが一応走っていますが本数が少ないです。茨城交通茨城大学前~那珂湊駅間で走らせているバスが、大洗磯前神社前などを通ります。駅前までは来ず、少し歩いて「大洗駅入口」か「エスコ前」が最寄りのようです。ちなみに交通系ICカード使えません。

費用

合計:10989円(うち交通費 鉄道運賃 6309円, 指定席特急券 1480円, バス 420円, 食費 1980円, 飲み物代 460円, 観光代 340円)

おでかけパス使えないのがちょっと痛かったですね…。

常磐線成田線我孫子支線・本線)で佐原へ

まずは成田線我孫子支線)に乗るため、我孫子に向かいます。 後述の事情により佐原 09:16 発の鹿島線に乗りたく、早朝に家を出ました。

まだ涼しいとはいえ、夏日の続く今日このごろでは、駅までの徒歩でもなかなかつらいです。

京浜東北線で上野へ向かい、上野で成田行きの常磐線に乗り換えます。 流石に京浜東北線は空いていました。

常磐線は高架の10番線から発車です。 日頃常磐線とは全く縁がなく、乗るのはこれで人生3回目とか、そんな程度です。 そのため、常磐線には普通(中距離)、特別快速(中距離)、快速(取手まで)、各駅停車(取手まで)の4つの料金不要の列車があり非常に分かりづらく、成田行きと、隣にいた土浦行きのどっちが早いのかよく分かりませんでした(我孫子までなら変わらないらしい)。

あと、常磐線高架ホームは、高架ではあるとはいえ頭端式で、どことなくターミナルの雰囲気がありました。 ホームではまだ立ち食いそば屋があったのも驚きです。

角に1人もいないくらいの状態で常磐線は発車し、千住などを通って我孫子に向かいます。柏を過ぎたあたりから車窓に緑が増えました。 我孫子では6分停車。ここでお手洗いに行ったのですが(取手までの車両でもあると思っていた)、我孫子駅は8番線にお手洗いがあるというよく分からない構造でした。

我孫子で急に人が増え、立ち客は居ないものの1人おきに座席が埋まっている感じになりました。千葉の人は基本的に東京に向かうもんだと思っていましたが、意外と域内流動があるもんだなと思いました。 途中駅でポツポツ降りていきましたが、成田に近づくにつれ乗る人もあり、終点に着く頃にはまた同じような感じになりました。

特に観光地があるわけではない(敢えて言うなら、木下はかつての船運の街ではあったが)ので途中下車はせず、どんな人が使うのか把握したり、ぼーっと車窓を眺めていたりしました。 車窓は、我孫子を出た直後は大きな団地が見えましたが、段々と田園都市線つくし野のような(少し区画の広い)1軒家の並ぶ住宅街になり、畑が混じってきて、千葉の近郊のような様相を呈し始めました。 安食・下総松崎のあたりからは印旛沼側が巨大な水田地帯となり、下総松崎を出ると、(高低差のあまりない千葉ではあるものの)森の中を突っ走るようになります。 その中に突然出現する巨大な成田湯川駅を見ると終着成田、という感じでした。意外と緩急ありました。

成田線で気になった駅を幾つか挙げると、

  • 我孫子:ホームの構造が意味不明。どうしてこうなった
  • 湖北:駅名だけみると風光明媚そうですが、実際はそんなことはない
  • 安食:「あじき」。読めない
  • 小林:こっちは逆にすごくありきたりな名前
  • 木下:名字っぽいが「きおろし」なので読めない
  • 下総松崎:「しもうさまんざき」。もっと読めない

最後、成田は結構減速して進入します。こう、別路線と合流し、減速し、ポイントを幾つか渡りながらホームに入るというのはなかなか旅情をくすぐりますね。

これで成田線我孫子支線)はおしまい。成田~銚子は前に乗ったことがある…はず。あれ、自分成田~成田空港って乗ったことあったかな…。多分あるよな…。なので多分成田線全線おしまい。

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早朝の上野駅はがらんとしています。こんな窓?があったんですね;さて、成田行きという一風変わった?電車に乗ります

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10~12番線は高架ですが頭端式。どことなく地平ホームに似ています(暗いし)。

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いつも京浜東北線・山手線ホームのある公園側ばかり使っていたので、この入谷口方面の眺めもまた新鮮

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成田線の車窓。布佐~木下と下総松崎~成田

成田線鹿島線潮来

成田では7分の乗り継ぎで佐原行きに乗ります。成田の長いホームに不釣りあいな短い(?)4両です。

千葉の近郊区間だと思うのですが、1時間に1本しかなく地味にローカル線です。ただ、(本数が少なくなったからなのか)車内は立ち客が居る程度に混んでいました。なんとかボックス席の1端を確保しました。

久住、滑河、下総神崎、大戸、そして佐原です。 佐原でどっと人が降りました。私も合わせて電車を降ります。が、鹿島線のホームがどこなのか、案内がなく分かりません。 接続は5分なのであまり迷う暇はありませんが、とりあえずホームに滞留する人は居ないようなので、跨線橋は登るのが正解のようです。流れに身を任せます。 しかし、この人達は全員全員鹿島線に乗り換えか…?と思わず身構えましたが、大半の人は改札の方に向かったようでした。 (余談、佐原の1日乗車人数は2019年で平均3090人/日。1990年は5016人/日だったようなので、大分減ってしまったみたいです)

佐原には重要伝統的建造物群保存地区があって、東京からすぐ来れる割には風光明媚で、伊能忠敬の旧宅など見どころもあるのですが、小学校の頃来たはずで、時間の都合上今回はパス。 それよりも初めていく潮来十二橋を優先します。

お目当ての鹿島線の車両は、1番ホームの端っこにある切欠きの0番ホームにいました。 切欠きホームを使うほど成田線と差があったっけ?と思いましたが、待っていたのは新型のE131系2両で、2両だとあまり違和感がありませんでした。 209系の場合は4両だったと思うので、減車でしょうか。

E131系の車内は流石に新車とあって綺麗です。1人おきに座っている程度の混み具合で発車しました。 さあ、未乗線区鹿島線の始まりです。 香取を出ると大きく左に曲がり、利根川を渡り十二橋です。車窓は両側とも一面緑色の田園風景。十二橋からしばらくして、ポイントを渡ると潮来につきます。

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成田駅。規模が大きく、人も多かったです。新勝寺の最寄り駅だからなのか、巨大なちょうちんがありました。電光掲示板に様々な行き先が並んでいるのが乗換駅らしいですね;総武快速線向けのホームはかなり広いです。4両がこじんまりしている

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車窓(下総神崎~大戸);佐原駅跨線橋から)

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佐原駅0番ホーム。日差しが強烈;レトロ風な駅名標

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ドア横に謎の機器類収納スペース?があります;鹿島神宮行き
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車窓(佐原~香取)。田園風景;成田線から離れ、利根川を渡るべく左に大きく曲がっていきます。見渡すばかりの水田がきれいですね

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利根川を横断中

潮来の散策

潮来では数人下車。潮来の1日の乗車人数は平均320人/日(2019年)。2000年は636人/日だったらしいので、約20年でほぼ半減してしまったようです。 今は1日16本×上下線だけ電車が停まるので、平均して1列車10名ということでしょうか。 朝夕のほうが多いはずなので、昼間としてはこんなものなのでしょう。

さて、散策と行っても、次の電車は26分後で、あまり遠くにはいけません(暑いので行く気もないですが…)。 あと、そもそも潮来の観光名物であろうあやめはもう季節が終わりました。 なので、駅から徒歩3分くらいのところにあるあやめ園(として6月ごろ賑わったであろうところ)をぷらっと見るだけにしました。

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潮来駅のホーム

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潮来;特急10両と普通10両編成の停車目印。しかし特急があやめ祭りのときだけ来るくらいで、普段はその有効長を持て余し気味…(貨物がすれ違う?)。線路が真っ直ぐです

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ホームからの眺め。潮来市の中心駅のはずですが、あまり市街地っぽくありません;特徴的な水雲橋(たいこ橋)が見えます

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遠くには鹿島臨海工業地帯の煙突が見えます(日本製鐵三菱ケミカル鹿島石油、鹿島発電所などがある);降りていきましょう。階段も、山手線の駅とは違い広告がありません

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踊り場。窓の形が昭和です。

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あやめ祭り向け。やっぱり観光地としての側面があるんですね;改札です。自動改札を経ないままSuicaの簡易改札が設けられたのは、アフリカで固定電話が流行らないまま携帯電話が普及したのを見ているみたいです

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やる人いるのかな;潮来駅外観

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潮来駅外観 (2);潮来駅(少し離れたところから)。うーん、いい高架駅

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潮来駅

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駅前の建物;駅前の植え込みには雑草(オオアレチノギク?セイタカアワダチソウ?)が。まあ、夏だと仕方ないね…

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あやめ園に来ました。水郷筑波国定公園で1つなんですね;由来

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水雲橋は結構高さがあります、高所恐怖症なので思わず身構えました

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あやめ園。すっかりシーズンは終わってしまいましたね

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橋を渡りきるとお屋敷がありました

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南に向かってみます;港と縁なき暮らしなので、平然と港の語が出てくると驚きます

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NTT東日本潮来ビル。よく見るとロゴの下に消えかかって「お客様窓口」という字が見えますね。営業窓口跡は貸すらしいです。確かに、どこも地方のNTTビルはスペース持て余し気味ですよね;ホテル。潮来は観光シーズンに構えてなのかホテルが結構あります

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太鼓橋を眺める

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あやめの種類。いつも分からなくなってしまう;なんか咲いていました

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常陸利根川の方に向かってみます。藤棚?が川沿いにあって日差しよけにいい感じです;常陸利根川との水門。常陸利根川といいますが、地図で見ると霞ヶ浦と外浪逆浦の間を結ぶ水路のようです。最終的に利根川に合流します。常陸国の側にあるから常陸利根川か。

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船着き場がありました。観光シーズンにはきっと賑わうのでしょう。でも観光シーズンがあやめの時期だけというのは些か厳しい気もします;大きなホテル。温泉街みたいですね

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お米の直販所がありました。そういえば一応米が取れますもんね;駅前の雑居ビルにはクラブの文字。どんなに小さな町でもこのような店が1つはある気がしていて、潮来ではこれを見つけて(逆に)ほっとしました。

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水戸信金。ここが茨城だと感じさせる唯一の建物

潮来十二橋十二橋の散策

潮来10:26発の電車で十二橋に向かいます。 この潮来駅簡易委託駅らしく、観光協会の人が改札をやっていました。「暑いから気をつけて」と声をかけてもらいました。 私もこの暑さはまいるばかりで苦笑。

潮来からは、1時間に1本とはいえ、まだ車やバイクに乗れないのであろう学生が数名乗車していました。

高架を戻って十二橋で下車。ここでは私一人しか降りませんでした。まあ、そうだよね…。 実際、2006年の時点で平均乗車人数は55人/日とかなり少ないです(1995年がピークで135人/日)。

一度は来てみたかった十二橋駅。この、いかにも「駅という、人の乗降する機能をもったそれ以上でもそれ以下でもない建造物を作りました」といった感じの、無骨なコンクリートの建造物が堪らないですよね。 広告の類も全くなく、なんとも共産主義国家の建造物っぽいです。

駅からの眺めは素晴らしいです。一面の田んぼ。夏は行動しづらいので冬来るべきだったか…と後悔していましたが、この一面の緑を見ることができるのは、この季節だけの特権ですね。そしてその奥には鹿島臨海工業地帯の煙突が見えます。しかし…鹿島地域は(来るまで結構大変だったここ十二橋と比べてもまだかなり遠くにあるので)陸の孤島という感じがします。実際は高速バスがあるようですが、便利なのかな。あと、神栖(鹿島セントラルホテルあたり)とかは鉄道がなく、車社会なのであろうな…という感じがします。

駅の周り。本当に1面田んぼですが、一応駅前には駐輪場(学生が自転車で来て電車に乗るのでしょう)、お手洗いがあります。その他、ほ場整備事業の記念碑に消防署、あとちょっと行くと自販機と食堂(の看板を掲げているがやっているのかは知らない)があるようでした。

この消防署は「十六島出張所」と言います。あれ、十二橋じゃないの?と思って調べたら、地域の名としては十六島の方が相応しそうでした。 なんでも、このあたりは利根川砂州だったところを新田開発したもので、その頃は島が点在していたから十六島だったんでしょうか。

地図を見ていたら、なぜここだけ千葉県なのか(基本的には利根川の北が茨城県)という疑問がまた湧いてきました。千葉側が主に新田開発をしていた、とか?

ちょっとホームに降りて、近くの与田浦にかかる橋まで歩いてみました。往復10分ちょいでしたが、直射日光の遮るものはなく、暑いこと暑いこと。風は東京よりはあるものの、湿気にはかないません。じんわりと熱せられている感じ。

途中、なんか四足歩行の獣(猫っぽいが、タヌキかもしれない)が高架下の藪の中に入っていくのが見え、自然を感じました。

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十二橋に到着。一人炎天下のホームに降り立つ。なぜ…?と皆が思っていそう;来てみたかったので感無量。素晴らしいくらい何もない

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駅。待合スペースがあります(屋根はあるが扉がないのでスペースとしました);案内図。端に来たなあ

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乗車駅証明書発行機と、野ざらしの使用済みきっぷ回収箱;待合室にあった時刻表。本数少ない

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ホームからの眺め。高架なので眺めが良い。水田と遠くに鹿島臨海工業地帯。最高;反対側。こちらも水田が続く

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ホームの端まで来てみた。一直線の線路。高規格だ;ホームにはカブトムシがいた。どっから来たんだろうか

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では階段を降りてみます 階段もまた無機質です

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駐輪場です。ここも学生のものが主なんだろうか;消えかかった京樽の文字。見た感じトレーラーの荷台のようですが…そんなのあったの?

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ほ場整備事業の記念碑。十六島を調べていて分かったんですが、ここもまた水害との戦いがあったんですね。水郷らしい(船運メインの)景色が見れなくなったことは、この地域にとっては良いことだったのでしょう;十二橋駅を遠くから。うーん、いい

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十二橋駅を下から。いいですね~;2枚めはなんかピントが合っていなかった…。でもあのホームから少し飛び出たコンクリの土台がいい感じです

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少し歩きだすと、すぐ水田が広がります。撤去されないままの古い電信柱?;雑草の生える寸分の隙間もないほど、等間隔に綺麗に稲が並んでいます。どれも同程度の成長で、こう均一に育つものなんですね。雑草がないのも凄い。

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謎の棄てられたコンクリートの土台がありました;こちらは建設時に使ったクレーンとかでしょうか

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香取広域市町村圏事務組合 佐原消防署十六島出張所とあります。広域連合でしょうか。比較的新しい(といっても1995年スタート)制度ですよね。;与田浦に掛かる橋(与田浦大橋)まで来てみました。暑いこと暑いこと。ここでは釣りをしている人がいました。時々農業関連っぽい軽トラが走っていきます

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与田浦大橋からの眺め

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高架の反対側に来てみました。うーん、あぜ道といった感じ。のどかだ

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さあ、長くて短い滞在時間は終わりです。列車に乗って次の目的地に向かいましょう

十二橋鹿島神宮鹿島神宮見物

さて、十二橋に戻ってきて、鹿島線鹿島神宮に向かいます。程よく混んでいたので立ちつつ冷却されていました。

いやあ、車内のエアコンの涼しいこと。クーラーがケチられていない電車は最高です(余談ですが、鹿島線ワンマン運転の開始とともに?半自動式ドアになったようですが、見た感じ、乗ったらボタンを押してドアを閉める習慣は(まだ?)ないようでした)。

涼みながら、さっき降りた潮来を過ぎ、延方を通り、鹿島神宮に着きました。 延方の手前あたりで台地の切り通しみたいなところを通るのですが、東京は一応都市が海に沿って広がっているので、海に向かっているのになぜか(山方向のイメージのある)林や森の景色が広がるのが新鮮でした。

鹿島神宮駅は、潮来とは違い、駅から中層の建物が幾つも見え、結構反映してるんだなあと思ったりしました(後で近くを通ると、うーん…という気持ちになりましたが)。

駅から坂を登り、参道を通って鹿島神宮に行きます。 特に事前知識を何も持たず、ただ近くにあるしついでに寄っていくか程度の気持ちで行ったので、思ったより凄いとこじゃんと驚きました。

途中、参道では鯰(なまず。読める?)料理の店を見つけ、昼はここで食べなければという気持ちになりました。

鹿島神宮境内では、参道両脇にかなり大きな木々が並んでいて迫力があります。 本堂は入って割とすぐ、右側にあります。正面ではないのは結構珍しいと思います。 意外と参拝客もおり、そういえば茨城は別に緊急事態宣言下ではなかったなと思ったりしました。

せっかくなので、色々見て回ります。 まずはさざれ石。最初これが君が代の元になったのかと思っていましたが、どうもさざれ石というのは「石灰質角礫岩」というものを言うらしく、要は、小石の隙間に石灰等が入り込んで岩状に固まったものを言うらしいです。なんか護岸工事で見るやつに似ていますね…。

次に鹿園。どうも奈良の鹿の起源をここに求められるといった事が書いてありました。

それから奥宮と要石。要石は地震の守り神として信仰されたらしい。石でも神か…八百万であることよ。地震の守り神ってあんまり聞かない気がします。

最後に御手洗池を見ました。すぐ脇で地下水がドバドバと湧き出していました。冷たいので夏には気持ちいいですね。 もうここまでで暑くてへとへとになっていて、隣の売店のラムネがとても美味しそうに見えたのですが、次の列車(2時間に1本)を逃すと大変である一方、ナマズ料理は食べてみたいと思い、泣く泣く諦めました。

さて、急ぎ足で戻って、ナマズ料理を食べに鈴章というお店に入ります。 丁度いい感じの「ナマズのミニコース」というのがあったので、それを頼みます。ナマズを食べるのは人生初で、果たしてどんな味なのか。期待が膨らみます。 その間、座敷というか小上がりの席で座椅子に背中を預けながら、麦茶を飲んでテレビをボーッと眺め、料理を待ちます。夏だなあ。

えー、で、ナマズですが、ミニコースだと刺し、煮物、天ぷらを出してもらえます。結論から言うとかなり淡白でした(泥臭いといったマイナス要素はまったくなかった)。3つの中では煮物が(味がついているので)一番良かったです。あでも天ぷらも結構いい感じ。刺しは薄味なので、ふぐのような食べ方をしました(ポン酢・刻み青ネギ・もみじおろし)。やや身が締まってますね。面白いです。

堪能しつつやや急ぎめに食べてお店を出、駅に戻ります。暑い。

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車窓(潮来~延方);鹿島神宮駅

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鹿島神宮駅。割と観光要素を押し出している見た目しています;駅前の風景。中層の建築物が並ぶ

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坂を登ります。地図だとすぐなんですけどね…坂はスピードが上がらない;なんだか清里のような雰囲気があります

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あれ、この建物にあるアンテナはFM放送用?初めてみました。周波数が近いからか、行政無線用に似ていますね;参道です。太陽が降り注ぐ。腹立たしい

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鹿島神宮の入り口。鳥居が大きいです。右側の石柱は、横に「明治維新百年記念」とありました(1968年)。それを記念するムードがあったのか、かこつけたのか;能書き

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これは面白いですね、江戸時代の永代常夜灯です。いやに綺麗に残っている気がしますが…十組とありますが、茶問屋とあるので、十組問屋の意味ではなく地域あるいは講の1つとしての十組でしょうか;こちらは大伝馬町台町目講中とあります。伊勢講みたいな参拝講ですね。でも臺町ってどこでしょう?

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常夜灯が並びます;楼門に付きました。日本三大楼門の一つだそうです。そして扁額の文字は東郷平八郎が書いたそうです…いちいち有名人出てくるな

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修復するんだそうです

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茅の輪くぐりだそうです。初めてみました。昔の人はこう何かにつけて悪を祓いたがりますね。科学なき時代の人々の気持ちを思わず考えます;面倒なので1回通り抜けただけです

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こちらもまた謎の風習、大助人形(お鹿島さま)。集落の境に立てるんだそう;仮殿、重要文化財

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本殿(社殿)でお参りをします。メタ的な願いを道中考えていましたが、結局「全ての願いが叶いますように」になりました。何が正解だろうか;社殿、こちらも重要文化財

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並木道を進みます;さざれ石です。確かに小石が固まってますね。苔むしている…?のでかなり君が代に出てくるのに近いですね

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鹿園

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要石と御手洗池の分岐。また古そうな道標が出てきました;元文5年とあるので1740年のようです

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この境内はかなり鬱蒼とした森が広がっています。デカいです;この分岐…夕暮れ時に間違えて神隠しに遭うやつですよね?

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要石;御手洗池。結構透明度が高いです。湧き水だからでしょうか

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その湧き水です

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御手洗池横の売店。繁盛しているなあ;さあ、神は十分崇めました、これからはナマズタイムです。ナマズを食べましょう。ナマズナマズナマズ

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ナマズの刺し;ナマズの煮物と天ぷら

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帰り際に見かけた龍神社です。強そうなのでお参りしておきました

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キンキンに冷え露滴る水には神様も喜びそうですね;駅に戻ります

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坂道なので眺めが良いです。反対側に見える大きな建物は小山記念病院。地域医療の要になっていそうです;駅に戻ってきました。特急あやめを殺した張本人たちがいますね(ref:特急「あやめ」40年の歴史に幕 バス競合で低迷 - 産経ニュース)。まあでもそれもまたJRですが…

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神栖方面へのバス。やっぱり本数は少ない…;なんだかラッピングされていますね、行ってみましょう

鹿島臨海鉄道に乗って大洗へ

ナマズ美味かったなあとか思いながら駅に戻り、鹿島臨海鉄道に乗ります。 大洗までのきっぷ1300円を買って中へ。意外と掛かるなあ…。

改札内の待合室に意外と人がいましたが、皆さん何を待っていたんでしょう?率直に言って観光で鹿島神宮に来るなら、断然高速バスのほうが快適だと思います(そもそも鹿島線使うと佐原を初め乗り換えが多く、設備に劣るし、あまり早くもなさそう)が、なら改札外のはず…

ホームに上がるとガルパンラッピングの列車がいました。どうも大洗で待たれているらしいです。そっか。 しかし、確かに私はアニメを見るタイプのオタクで、今から大洗に向かおうとしているんですが、ガルパンは知らないんです。困った。

来たのは6000形という車両で、ちょっと年季が入っていました。で、驚いたポイントがあって…まずトイレ付きなんです。地方鉄道だと少し長くてもトイレなしが大半というイメージがあって(パッと思いついたところで秩父鉄道富山地方鉄道)、これは処理設備が必要なことが問題なんでしょうかね?なので驚きました(ただ、後継の新形車両8000形ではなくなるようです)。

もう一つは転換クロスシートであること。なんというか…ここ関西じゃないですよね?(というか窓含め117系に似ている)

で、悲しいポイントもあって…空調があまり効いていない。車内放送で「車両を大洗で交換するため水戸行きですが大洗で乗り換えてください」と言っていたこと、後に乗った8000系では空調が結構効いていたことから、空調の故障だったのかもしれません。とはいえ、暑い。

定刻に、列車はエンジンを唸らせながら走り始めました。エンジン…?不覚にも気づかなかったんですがこいつ気動車なんですね。関東は電車世界が広がっているので、無意識のうちにこいつも電車だろうなんて思っていました。見れば気づくのに。

で、しばらく走って鹿島なんたらスタジアム駅(北鹿島)を通過。これで晴れて鹿島線完乗です。横には貨物列車が停まっていました。 鹿島の工業地帯からの貨物のようで、タンクコンテナも載っていました。調べたら、化学系の貨物取扱が多いんですね:

密着ルポ、物流を支える「貨物列車」の舞台裏 | 鉄道会社に直撃インタビュー | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース https://toyokeizai.net/articles/-/311444

そこからは、荒野台、長者ヶ浜潮騒はまなす公園前、…と停まっていきます。長者ヶ浜(略)は、最初降りて20分ほど歩き鹿島灘とヘッドランドを見に行くつもりでしたが、窓の外にギラギラ輝く太陽を見ると、辞めて正解だったな…と思うなど。

ヘッドランドについては、茨城県の作った以下の鹿島灘海岸ヘッドランド事業パンフレットが詳しい。でも自然な形とはなんだろう。 https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/kasen/coast/documents/headland.pdf

車窓は、木々と畑と一軒家という感じで、程よい田舎です。 流石に鉄建公団が昭和中盤に建設しただけあって、線形が良いのか、気動車は快走します*2。駅間の距離もあり結構早いです。

乗客は転換クロスシート4席に1名くらい。学生が乗っていたのが印象的です。2時間に1本は普段使うには少しつらそう。

鹿島大野駅で結構人が降りました。2時間に1本の電車で移動しようとする人がいるんだ…という気になりました。 どうもここは旧大野村の中心だったようです。 1日乗降人員は2018年に262人だそう。その他の荒野台、鹿島灘、大洋も意外とそんな感じらしく、結構使われているんですね。

そこから先、鹿島灘というそのままの駅を過ぎますが、海まで少し距離があって、海は見えません。

北浦湖畔にくると、左側に北浦と田園風景が一気に広がります。そういえば、Wikipediaによれば、このあたりで内閣衛星情報センター北浦副センター(のアンテナレドーム)が見えるらしいのですが、忘れていました。

新鉾田は…降りてみたかったんですが、時間的に飛ばしましたが…地図で見たとおり、あまり市の中心という感じがしません。郊外のバイパス沿いだなあ、という感じ。鉾田市は農業が中心で、かつ3町村の合併による自治体なので、町の中心部という感じが続いているんでしょうか。 にしても、降りても飲食店があるのかも怪しく(地図で見るとココスはあるらしい)暇をつぶすのも辛そうで、まあ飛ばして正解だったのかもと思うなどしました。

とはいえ、乗降客数で見ると1,513人/日で、やはり中心なんだなという感じはします。

そこから先…歩き回ったせいか少し疲れが出て、気がついたら寝ていました。で、起きるとすぐ大洗。急いで降りました。

さて、観光です。ただここでまた一つ問題が出て…どうも大洗観光には自転車が最適らしく、レンタサイクルが推されていましたが、私は自転車に乗れないんですよね*3。で、観光案内所でバスの時刻表を見ましたが、一応は観光バスもあるものの、やはり間隔が空いていてしばらく来ない模様。

Google mapで経路検索すると、10分程度歩けばバスに乗れるようだったので、外はまだうだるような暑さでしたが、歩き出すことにしました。 住宅街の間の細い道を抜け、常銀前というバス停を目指します。途中、道路の先に壁のように船(さんふらわあ)が見え、港町に来たんだなあという気になってきます。

で、常銀前バス停に至る途中、手前に磯浜新道というバス停があり、時刻表によれば乗りたいバスが通るようだったので(なぜGoogle mapはこっちを案内しないのか…)ここで待つことにしました(ちなみに帰ってから分かったのですが、大洗駅から一番近いのは「エスコ前」か「大洗駅入口」です)。

で、時間になるとバスは…来ませんでした。まあ、長距離のバス(この場合は水戸の先、茨城大学前からやってくる)は遅れがちですよね。 可能性としては、実は今日は来ない日だったとかもなくはないかもですが、慌ててはいけません、私はZ世代とかいうやつです(と思ったら、どうもこれは1990年代中盤以降に生まれた世代を指すらしく、私はその前のミレニアル世代に属すらしい。マジかよ)。 最近は地方のバス会社も位置情報サービスを提供しているので調べる勝ちはあるはず…ほら、バスナビというのが出てきました。 これによると、どうも5つ手前の停留所に居るらしいので、遮るもののない日差しを一身に浴びながらひたすら待ちます。

しかし、来ない。調べ直すと、今は3つて前の停留所らしい。うーん、停留所2つでそんな掛かる?(まあ掛っているから来ないんですが)と思い、Google mapで交通状況を調べたら、どうも渋滞しているらしい。しかし他にどうすることもできないので、諦めて待ちます。

数分後、やっと来たバスに乗り、エアコンの送風口を即座に自分に向くようにして、大洗神社に向かいました。

大洗神社では、思わず脱力するような階段が目の前にありましたが、諦めて登りました。暑くて水を買うなど。 でもここは海風が心地よかったです。そして、潮風を感じるのが1年ぶりで、なんとも懐かしい匂いがしました。 その後、神磯の鳥居を見ました。カップルが多かったですね。ドライブコースとして人気なんでしょうか。

で、バスが丁度くるというので、急ぎ戻ります。が、こっちもやっぱり遅れていて(那珂湊との橋と、水族館あたりが主に混んでいたらしい)、しばらく待って乗車。今度は「常銀前」で降りて、少し歩いて大洗マリンタワーに行きました。

途中、コンビニによると、駐車場に八戸ナンバーのトラックが居り、ご当地だなあと思いました。

マリンタワーの感想ですが、このあたりにそもそも全然来たことがないので、展望室からの景色がとても新鮮でした。 見える山も筑波山八溝山です(結構高く見えます)。茨城ならではという感じがします。 また、眼下のフェリーターミナルの横にはずらっとトラックが並んでおり、物流にとって重要な拠点であることを感じます。 他にも、延々と続く鹿島灘や、ランドマークとして見える茨城県庁舎(水戸の中心とは結構離れているんですね。手狭になって新しく建てるときに場所がなかったとかか?)やエレベーター実験塔(日立のG1TOWER)なども目新しかったです。

一通り楽しんだ後は駅に戻ります。ここはバスが全然ないので腹を括って徒歩。やっぱり暑い。暑いというか、日光が強すぎて自分が消えそうな感じ。

駅につくとちょっと時間があったので、売店で疲れた体を癒やす甘いものとしてカフェラテを買いました。チェーンではないようでしたがSuicaが使えて驚きました。あと、面白いもので、大洗では駅弁を売っているんですね。私鉄に駅弁というイメージはなかった。

その他読み物

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ここでは、鹿島臨海鉄道のきっぷもJRの自販機で買えます。でもこれ中身のソフトウェアは他の場所のと共通だと思うんですが、何か設定を切り替えると表示できるんでしょうか;鹿島神宮駅ホーム

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鹿島神宮駅ホーム

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鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の車両、6000形。製造は1985年~1993年らしく、確かににちょっと年季が入っています;大洗でどうやら待たれているらしいです

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車窓(荒野台~長者ヶ浜潮騒はまなす公園前

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北浦湖畔あたりでの車窓。双耳峰が特徴的な筑波山が見えてきました。

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新鉾田と車窓。あんまりなにもないね…

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ガルパンラッピング車両の車内。なんかキャラがそこかしこに居る;大洗。そういえば、鹿島臨海鉄道駅名標は素朴でいいですね

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大洗駅の案内板。これもいい感じ。

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ちなみに階段にはキャラの絵が貼ってあります。オタクなので撮りました

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キャラの絵その2

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大洗駅。ここにもガルパン。ここに顔を入れるのは中々勇気がいりそう;空き地に植えられていたひまわり。夏だなあ

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写真は飛んで大洗磯前神社。暑いと撮る気力もなくなるんです…。えっこの階段を登るんですか?真夏に?;大洗磯前神社。鳥居の先が海というのはいいですね

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大洗磯前神社

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軍艦那珂の忠魂碑。なぜここにあるのだろう

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大洗磯前神社;近代的な二宮金次郎像。石像なら戦争でも供出させられないので安心ですね(棒)

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今度は階段を降りていきます;道路を渡って少し進むと、どーんと鳥居が現れました。

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左側には碑が立っています(もちろん立入禁止);憩いの場になっていました

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大洗磯前神社の海側の鳥居;町中を歩いているとよくさんふらわあが視界に登場します

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大洗マリンタワー

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大洗マリンタワー;展望室からの眺め。大量のトラックとさんふらわあさんふらわあ、大きいですね。そして車の収容スペースが大きい(居住空間が小さい)

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展望室からの眺め。フェリーターミナル;鹿島灘

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展望室からの眺め。筑波山茨城県庁とエレベーター実験塔(G1TOWER)

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展望室からの眺め。八溝山と日立;こんな風に見えるらしいです

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大洗マリンタワーの入り口にあった自衛隊の広告。自衛隊ってこんなだっけ…?;余生を送るワム。いい感じに溶け込んでいますね

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大洗駅ヘッドマークたち
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肩身狭そうに置いてある開業記念のヘッドマーク;こういう企業もあるんだなあと思って撮った写真

大洗 → 水戸 → 帰宅

大洗からは、今度は新型の8000形2両で水戸に向かいます。3駅ですが、結構人が乗っており私は立つことに。エアコンはよく効いていました。 途中駅ではあまり人の乗り降りがなく水戸着。出口は右側とアナウンスがあって、右側の扉で待っていましたが一向に開かず。どうも改札はあれど全員一番前の扉から降りるようです。みんな間違えていた。

水戸では駅の外を一目見ました。意外と高低差があったのと、出てすぐ右には土塀が見えており、水戸が城下町であることを感じましす。

水戸からどうするかですが、本来ならまだ日の入りまで時間があったので水戸線に乗ろうと思っていたのですが、こう暑さで疲弊するともはやそこまでの気力はなく、帰ることにしました。 で、流石に普通列車に押し込まれるのはちょっと微妙で、グリーンと特急を天秤に掛けたのですが、確か前者が800円くらい、後者が1500円くらいで、時間の差が1時間くらいだったので、それならと思い特急に課金してしまいました。

チケット自体はえきねっとのチケットレスで(なんか矛盾した文になっていますが)手元で予約。なるべく人の少なさそうな1号車にしました。

乗る前にお土産を見ましたが、地ビールが売っておらず、あと私の苦手な納豆、メロン、梅のお土産で、何も買わずじまいでした。

それで乗った特急ひたちですが、指定席ではあるものの椅子の背面が高く重厚、幅も広い気がするし、揺れないとあって、えらい快適でした。 城南に住む人間としては、上野や東京止まりでなく品川まで行ってくれるのも、想像以上に気が楽です。

ということで、最後は贅沢を満喫しながら帰ったのでした。おわり

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水戸に来ました。初めて降り立ちます

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あーこの人たちね…;改札口

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帰りましょう;快適だったひたち

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車窓からの筑波山;友部農園…JR東日本、そんなところまで…(操車場跡だそうで、『NREのエキナカ店舗等で排出された食品廃棄物をたい肥として再利用する実験農園「友部有機リサイクル農園」』で、『品質の高い、「安心・安全」な農作物の生産を目指し、エキナカ店舗 等での食材としての使用や農作物の販売を目指』すそうです)

*1:1993年の時刻表を見ても鹿島線が18本/日、大洗鹿島線が24本/日で劇的には変わらず。ただ、鹿島線は朝の直通快速特急あやめ大洗鹿島線は快速がそれぞれ無くなってしまった

*2:Wikipediaによれば「当初は特急列車を運行する計画があったため、単線ながら高規格な設計になっている」んだそう。マリンライナーはまなすの格上げか?

*3:むしろなぜこうも皆乗れるものなのだ?