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信越本線・弥彦線・米坂線・左沢線・仙山線の旅(1日目)

2021/3/20 ~ 21に、信越本線弥彦線米坂線左沢線仙山線に乗りに行きました。

結構前の話なので、正直あまり覚えていませんが、写真をメインに掲載しようと思います。

2日めはこちら

費用

旅程

1日目
2日目
  • 新潟 08:40 ー(白新線羽越本線米坂線 快速べにばな 3822D)ー 11:31 米沢
  • 米沢 11:36 ー(奥羽本線 普通 437M)ー 12:25 山形
  • 山形駅前 ー(バス)ー 集古館 …(徒歩)… 昼食 ー(バス)ー 山形駅
  • 山形 15:27 ー(左沢線 普通 339D)ー 16:08 左沢 16:15 ー(左沢線 普通 344D)ー 16:52 北山形
  • 北山形 17:01 ー(仙山線 普通 834M)ー 18:17 仙台 → 夕食・土産購入
  • 仙台 ? ー(東北新幹線 )ー 東京

いきあたりばったりの旅とは違い、今回は計画が全て…。本数が少なく気をつけるべきは、

  • 長野新幹線(東京発で上越妙高に止まるのが14本/日)新幹線が停まるとはいえ、その中ではローカル駅の上越妙高…。
  • 弥彦線東三条~吉田 14本/日)地味に少ないんですよね…。私は燕三条~弥彦は乗ったことがあったので、東三条燕三条だけ乗りました。
  • 羽越本線(新津~新発田 12本/日)こっちも本線のくせに地味に少ないんですよね…。皆白新線経由で新潟に行ってしまうからか。
  • 米坂線羽前椿~米沢 6本/日) 快速べにばなを使いました。これに乗り遅れると、次は4時間後…という、中々背水の陣な旅程(その場合は左沢線を諦めることにしていた)
  • 左沢線寒河江~左沢 13本/日)山形11:55の次は、左沢行きが15:27で少し不便。寒河江も比較的大きな街なので、時間を潰せなくはないと思います。

越後線 柏崎~新潟も多分一部分だけ乗ったらしく、未乗線区があります。で、柏崎側は(あまり有名ではない気がしますが)9本/日と中々の閑散っぷり。 今回は、うまく旅程に入れられない気がしていて、信越本線弥彦線を優先しました。

1日目

上越妙高・高田

(私としてはできる限り早い)長野新幹線上越妙高に向かう…つもりだったのですが、案の定寝坊しました。1本遅いはくたかで向かいます。 上越妙高に止まるのははくたかのみ、地味に不便です。

…やっぱ品川から乗れるのと、東京駅まで行く必要があるのとでは、微妙に面倒くささが違いますね。

(あんまり覚えていませんが…私の中の一般論として)東海道新幹線のチャイムを聞いてもあまり気分は上がりませんが、東北・上越長野新幹線のチャイムは、今から東京を脱出し旅行するのだという高揚感が湧いてきます。有り体に言ってワクワクします。

久しく東京に引きこもって荒んでいた心も、首都圏外の車窓を見ると安らぐというものです。

新幹線は爆走しながら時間通り上越妙高に着きました。 本当だったらここから普通列車で高田まで移動し、高田城趾を見て、あわよくばご飯を食べてから特急しらゆきに乗るつもりでした。 しかしながら、寝坊のせいで1本遅い新幹線になってしまい、高田に行っても城跡まで行く余裕はなさそうです。 うーん。まあ、それでもなるべくいろいろな街を見てみたいと思い、普通列車で高田に行きました。

上越妙高はこじんまりとした駅ではあったのですが、新幹線の改札を出るとそこそこ大きなお土産屋さんがありました。 妙高が近いから、冬はきっと賑わうのでしょう。 旅行客に優しそうな駅でした。

改札を出て、直ぐにえちごトキめき鉄道の改札に向かいます。 ここで、「自由席特急券上越妙高から買っていたが、やっぱり高田から乗りたいんだけどいいですか?」みたいなことを言ったら、「???まあ大丈夫ですよ???」みたいな反応を得ました。

えちごトキめき鉄道のホームに降りると、2番線には既に30分後ぐらいには発車する特急しらゆきの車両が停まっていました。

普通直江津行きは意外と学生が乗っていたので驚いた気がします。土曜の昼だからでしょうか。あとロングシートでした。 5分くらいで高田に到着。そそくさと降ります。

城下町高田、私のイメージはやっぱり夜桜なんですが、城跡まで行く時間はなかったので、メインストリートっぽい本町通りというところを少し歩いて、高田写真館という名の映画館まで行ってみました。

駅に戻って、今度は特急しらゆきに乗ります。 ご飯を食べる暇はなく…

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長野~飯山。長野とはいえ、平地の雪はほぼ融けていました。見えているのは長野県北信合同庁舎。りんごの立ち並ぶ様が長野らしい;上越妙高の近くまで来ると、北信五岳のうち妙高岳が見えてきました。綺麗ですね。この年は結局スキーに行けず、ちょっと羨ましさがあります

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上越妙高駅。比較的新しい駅だからか綺麗だった;高田に着きました

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越乃Shu*Kuraという観光列車向けの銘板がありました;信越本線というと、個人的にはこの緑色のホーム案内板のイメージです。妙高高原にもありますよね

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跨線橋からの眺め。あまり山は見えない…;駅の裏側は雪国っぽいです。この、建物と建物が妙に空いている感じとかが

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改札口。自動改札機は未導入です。駅員さんに見せます;高田駅舎。煉瓦を模した、結構重厚な建物です

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駅前広場。噴水があります。冬はどうするんだろうか;意外と(?)大きなマンションが建っていたりします

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駅前からはアーケードが続きます。ここは流石に天井が高いしアーケードかな…。ちなみに左右には飲食店が結構立ち並んでいます

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こんな感じで、高田は街中を歩く観光客向けに結構整備されていました;本町五丁目交差点。中心といった感じで、金融機関が集まっています(大光銀行は新潟の第二地銀。昔はっちゃけていたらしい。奥は第四北越銀行。ナンバー銀行と北越銀行の合併したもの。日本政策金融公庫は…JBDじゃない)

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(車優位の社会になりがちな)地方都市でこの本数は結構凄い?;あーそれはね…集団の中では結構難しいよね…という顔をした

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味がある;本町通り。こっちは雁木っぽいですね
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本町通り;高田写真館に着きました。中には入りませんでした。黄土色がアクセントになってますね

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帰りは違う道を通っていきましょう。雪捨て場があったので、今シーズン初の雪を触っておきました;川沿い。建物が結構大きいです

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特急しらゆきで東三条

さて、高田から特急しらゆきに乗って、未乗線区だった信越本線から見える日本海の車窓を愉しみましょう。

先に、高田駅で、ご飯になりそうなものと、美味しそうだったので高田焼というお菓子を買ってしまいました。 甘いものを摂りすぎるのは良くないんですけど…まあほら、地元にお金が落ちるでしょうし、貢献ですよね貢献、アハハ。

特急しらゆきは…そこまで混んでもなく、そもそも特急なのでそれはもう快適でした。課金による愉悦さ、一度味わうとやめられませんね。 在来線特急は、新幹線ほど早くはないですが、地域間の輸送事情などがわかるし、程よい早さでこれもまた乙なものだよなあと思います。

直江津からはそこそこ人が乗ってきました。といっても、座席が1/2も埋まりませんでしたが。 どうもえきネットのシステムを開発している会社の人が乗ってきて、システム周りのこと話していました。 直江津駅は1日の平均乗車人数がJRだけで2,054人(2019年)。君津くらいっぽいです。

直江津と高田では、直江津のほうが大きいらしいですが、とりあえず行政区画としてはまとめて上越市です。こう、中心都市とその名前が一致していないと中々覚えづらいですね…。直江津で大きな会社は信越化学工業でしょうか。

ほくほく線が分岐する犀潟を通り、土底浜、上下浜と通過します。 このあたりは直江津からの海沿いの市街地が続いているイメージですが、駅は簡素です。 線路の脇は結構木が並んでいましたが、防風林なんでしょうか。

柿崎に停車すると、いよいよ日本海沿いに走ります。海を見るのも久しぶりです。このだだっ広い感じが良いですね。 最初は普通列車青海川に降りれないか考えていたのですが、本数が限られていてちょっと微妙だったので諦めてしまいました。

海辺の景色を楽しむのもそこそこに、列車はまた市街地に戻って柏崎到着。柏崎は駅前にブルボン(東証二部上場)本社の大きな建物があるのが特徴です。ブルボンは和菓子の老舗が発展して今の形になったのだそう。老舗というと昔ながらの商品を売り続けるイメージがありますが、こういうところもあるんですね。

柏崎で越後線の車両がのんびり休んでいるのを横目に見て長岡へ。さっきまでとは一変して、今度は山間部を突っ走っていきます。 このあたりは流石に雪が残っていました。

途中、塚山で、今度はヨネックスの大きな工場が見えてきます。ヨネックスは長岡の会社なんですね。

長岡からは一路東三条を目指します。新潟県は大きいというのをここで体感しました。長岡、見附、東三条…が結構離れているんですよね。

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特急しらゆき車内(直江津停車中);日本海が見えてきました

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海が見えてきました。

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青海川のあたり。手前に偶然映った橋は旧線でしょうか。丘の上の建物はザ・ホテルシーポート

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鯨波港の裏側辺り。このあたりは松とポツポツある建物がいかにも海辺という感じ

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防風柵;街中に戻ってきました。柏崎です

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柏崎には越後線の車両が停まっていました;少し山側に入ってきました

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雪がまだ残っていました;長島~塚山の渋海川

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長岡のある越後平野に入ってきました

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信濃川を渡ります。流石に大きいですね。長岡はもうすぐです。

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長岡。写真は長岡駅1番ホーム。昔のまま残っているようです;枯れ枝の水面に反射する様がなかなか面白いです

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越後線の高架が近づいてきました;東三条駅。短い間でしたが快適な移動でした

北三条まで歩いてから弥彦線

さて、東三条駅からは北三条駅まで歩くことにします。 弥彦線を乗り潰すだけなら待って乗ればよいのですが…せっかく来たので、少しでも市街の雰囲気を味わいたいというのと、閑散線区の高架駅である北三条駅を見たかったためです。

三条は…歩いてみましたが、いまいちどこが中心なのか分かりませんでした。まあ、燕と一体化している気もするので、三条だけの中心に意味があるのかよくわからないですが…。あまり町という感じがしません。 市街化区域とか、あるのかな?

それでも、歩行者がポツポツいて、あと車はバンバン走っていたので、人の気配はかなりありました。

20分ほど歩くと北三条の駅です。この駅前は少し広々としています。

今調べたら、北三条駅近くには「ステージえんがわ」という…何というのでしょうか、イベント広場のような開放的な建物があるようです。今知りました。中には三条スパイス研究所というビリヤニの出るカレー屋さんも入っているらしいです。うわあ、行けばよかったなあ(インド料理、ビリヤニがかなり好きなんですが、東京でしか食べたことがなかったため)。あと、駅横の高架下では朝市が立つようですね。面白いな。

でも、こういう町おこしというか、地域創生と言うんでしょうか、多分地方ならどこでもやっているのでしょうが、ただそのような施設だけあっても、用がなければ人は結局来ない気がするんですよね(バイパス沿いが賑わうのも必然というか…)。その点どうなんでしょうか。少し気になりました。

北三条駅はこじんまりとした高架駅ですが、この三条市に高架は凄いなあと思うなど。1997年の高架化らしいので、どちらかというと足元の自動車のための高架化でしょうか。

駅は業務委託しているようで、有人でした。委託先はジェイアール新潟ビジネス。結局グループ内なんでしょうか…?なんだか形だけの分社化みたいな気もしますが。2020年度は黒字だったんですね。

北三条駅の1日平均乗車人数は、Wikiによると1981年には2,003人/日だったものが、2000年には654人/日、2019年には360人/日と、急速に減っていっているのが分かりますね。手元の1993年の時刻表だと、その頃の本数が17本/日だったので、本数に比して人がどんどん減っていますね。若い人が減ったのか…。

それでも、駅のホームには数名人がいました。若い人達は遊びに行くような感じでした。…今思うと、どこに?

近代的な高架駅を堪能した後、弥彦線燕三条に向かいました。

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弥彦線の時刻表。少ない…そして少ないので、文字が大きいですね;東三条駅

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駅前

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駅前通り;

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越後線の高架が見えてきました。ここから高架沿いに歩きます;使われていなさそうな階段

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三条市のマンホール。金物の街だけあってご当地柄になっていました。あと「条」が旧字なんですね;唐突に現れる三条市歴史民俗産業資料館

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このあたりが「本町」のようですが…;北三条駅が見えてきました。高架ですね。思ったより大きいです。昔はこのあたりに庁舎があったらしいです

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北三条駅。別の角度から;駅前ロータリー。送迎用というのが地方都市らしいですね

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駅前。あまり交通量は多くありません;高架は結構直線的です

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なんだか歴史のありそうな建物(今ストリート・ビュー見たら個人宅でした);駅前の料亭

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近くのタクシー会社の無線アンテナ。GP。結構長いので150MHz…?この高さでも地域一帯はカバーできるんでしょうか。建物による回折が結構あるのかな。でも、市街地のタクシー会社なら携帯回線経由でもう良さそう…。山間部は無線有利なのでしょうが;「いい待合室らいね おめさんがたもなじらね」何言っているか分からない…なじら…(いかがですか?の意らしい)?てか褒めてない!?

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「ばっかもうしょけねあんだろもさ~ここいらへん、ん~な禁煙なんさね。協力してもろんねろっかの~!」結構怒ってません…?てか薩摩弁みたいだな;北三条駅ホーム(燕三条方向)

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北三条駅ホーム(東三条方向);駅から眺めた三条市街。大きいアンテナはNTT東日本三条局です

燕三条駅の散策

さて、燕三条です。ここは上越新幹線が停まる駅で、期待を裏切らない見どころのある駅でした。

まず弥彦線乗り場が高架下なんですよね。謎の階段などが頭上に見えて楽しいです。 あと、弥彦線は直接吊架式という、比較的珍しい種類の架線を使用しています。架線柱が直接パンタグラフが触れる線を支持しています。これは国鉄末期に電化した際に、ただ単に国鉄にお金がなかったからですが…。そのため最高時速も抑えられています。 先の北三条駅付近はトロリー線が見えましたが、燕三条は本当に直接吊架式のようでした。

それから、燕三条は交換用の線路のスペースがホーム裏側にあるんですが、中々の無の空間を生み出しています。巨大な建造物がスカスカだと妙に楽しい。

ちなみに、Wikipediaによると『燕市三条市には歴史的な確執もあり、駅名を付与する際には「新三条」・「新燕」・「燕三条」・「三条燕」など、複数の案を巡って両市の間で紛糾を極めた。一度は「三条」と「燕」の双方の都市名を駅名に織り込むことでとりあえず合意したものの、今度は燕と三条のどちらを先にするかで再び紛糾する事態に陥った。結局、田中角栄らの仲裁により、駅名は燕を先にした「燕三条」とし、駅長室を三条市側に配置して所在地を「三条市」とすることで最終的に合意した』んだそうです。うわめんどくさそう。

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燕三条弥彦線ホーム。今度は架線が直接吊架式のようでした;あの上の階段から謎の扉に吸い込まれていくのがいいですよね

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燕三条弥彦線ホーム;魅力的な階段

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燕三条弥彦線ホーム(上から);ホーム後ろ側にある恐らく交換用のスペース

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燕三条駅、弥彦線ホームからの階段を上がったところ。この向こうに何があるのか気になっちゃうなあ;燕三条駅のコンコース

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漢のロマンみたいな感じになっている;燕三条Wing。工芸品が多いだけあって店内が広い

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工芸品陳列コーナー。2列以上あるの、初めて見た…;壁面緑化でもノズルっぽいのが使われるんですね。細かいなあ

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なぜかは言わないですがちょっとヒュンッとしますね;頭のリボンがハサミ?の面白いキャラ。ミルかあ。てか何でも金属製だな

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エヴァコラボの工具;ええー面白そう、行けばよかった

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おなじみの工具たちも;五徳に雨樋受けまで

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まさにいぶし銀;と思えば時代を感じさせる新聞コーナーもありました(読んでいる人もいました)

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弥彦神社の鳥居を模した鳥居;外の眺め

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1階コンコースは割とだだっ広いです。そして閑散としている;端の方にぽつんとある交番

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1階コンコース;観光案内。燕三条からだと弥彦に行く人が多そうだが、南側(山側)も無きにしもあらず

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神輿;オブジェ

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燕口は銅、三条口は銀色です

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外に出てみました。駅舎です。国鉄風味の駅舎;横

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駅前;味のあるフォント

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味のある…(2)

燕三条東三条 → 新津 → 新発田

燕三条駅をひとしきり見終えたら、乗ってきた列車が吉田で折り返してきたものに乗り、東三条へ戻りました。

燕三条では意外と多くの人が電車を待っていたように思います。皆どこにいくんでしょう。新潟?

さっき歩いた北三条東三条も、電車だと高架を走ってすぐです。電車は急カーブを左に曲がると、東三条駅のホームの端に止まり、これで弥彦線を完乗となりました。

東三条からは信越本線に乗り換え。部活帰りの学生などもいて、結構車内が混み合っていたように思います。新潟も車社会かと思っていたんですが(間違ってはいないと思うんですが)、このあとの新津~新潟含め、電車が首都圏並に混んでいるのがかなり印象的で、新潟都市圏の規模を感じました。

ということで新津までの写真はなし。

未乗線区の(そして意識しなければきっと今後とも乗らないであろう)羽越本線 新津~新発田を潰すために、新津で降りました。

新津は磐越西線羽越本線信越本線の交わる鉄道網の要衝ですが、通ったのは初めてだと思います。 今まで勝手に抱いていたイメージではかなり広いところなんだろうなと思っていましたが、それと比べると普通でした。 それでも、新津発着の列車の存在などは面白いなあと思います。

新津からの列車は米坂線に直通する米沢行きで、気動車2両と一気にローカルな雰囲気になりました。というか、今思うと米沢行きって寝過ごしたら大変ですね。手元の時刻表(2020年3月号)によれば、私の乗った列車は20:02に米沢に着くらしいですが、その時点でもう折返しの列車は小国行きしかなく、当日には新潟県に帰ってこれないみたいです。羽前椿までに気付けば最終の快速べにばなで21時過ぎに新潟…。

この気動車は結構ガラガラで、なんで2両なんだろうと思えるくらいでした。ボックス席を占拠し混雑からの解放感を味わいつつ、車窓を眺めていました。

途中、オープンキャンパス帰りと思しき若者が乗っていましたが、それくらいか。

京ヶ瀬、水原と涼し気な名前が続きます。 この区間(新津~新発田)は本線ではあるものの本数が少なく(12本/日)、どういう人が使うんだろうか…と思っていましたが、この区間での比較的大きな町水原で結構人が降りていました。2019年の1日乗車人数は200人なので、大体1本あたり17人弱。2両とかの短い列車からこれだけの人数が降りると、たしかに「結構降りたな」と感じそうです。 ちなみに、水原には水原代官所という見どころがあるらしいです。が、この本数の少なさではどうにもならず、完乗を優先し通過。

車窓はひたすら田んぼとその後ろの山でした。本当にそれが続く。

どこもそんな日に10本前後の本数に対しては設備を持て余し気味…そうだなとは思ったんですが、貨物列車も考えると、意外とこれくらい必要なんでしょうか。

そんな感じでだんだんと外が暗くなるのを感じながら、新発田に着きました。 新潟という大都市の近郊の割にはローカル線らしさを味わえたと思います。

さて…新発田ですが、新発田藩のお膝元だけあって史跡が結構あり、前々から行きたいなあと思っているのですが、夕方に着弾してもどうにもならず、とりあえず駅前だけちらっと見て、無念の折返しです。 (今地図を見たら、新発田城跡は陸上自衛隊の駐屯地になっているんですね。戦前みたいですが、今でもこういう事はあるんですね)

…そう、翌日は新潟から快速べにばなに乗る予定だったので、折り返さないと新津~新潟間が未乗のままで残ってしまうことになります。 それも気持ち悪いので、時間は無駄になりますが、今来たばかりの羽越本線を戻りました(多分旅行3日めとかだったら心が折れて白新線で新潟に行っていたと思います。こういう事ができるのは余裕がある最初の方だけ…)。

羽越本線、復路は電車でした。車窓とかは…特にコメント無しです。

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燕三条弥彦線ホーム、階段の上から。そこそこ人が居るのが分かります。どこに向かうのでしょう?新潟?;東三条駅弥彦線乗り場。信越本線と比べるとかなりこじんまりしています

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人がどっと降りて、出口の方に向かっていきます;弥彦線ホームの案内板。0番線です。下側の緑地の案内板、なんだか昔はもっと色々なところで見かけたような?

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東三条駅。昔は優等列車がバンバン走っていたからなのか、立派な長いホームです。信越本線直江津から新潟よりが信越本線というイメージがあんまないんですが)の路線カラーは青色なんですね

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東三条駅ホーム;所変わって新津です。キハ110系気動車に乗り換え

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新津の跨線橋。坂町・米沢行き。初めて見る行き先って結構ワクワクしませんか?;気動車2両です

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新津駅1番ホーム;キハ110系車内

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ひたすらこんな感じの車窓でした;京ヶ瀬駅

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車窓2

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車窓3;新発田に着きました

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サラリーマンの人たちが乗り込んでいました;新発田駅0番ホームの案内

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新発田新発田駅改札口

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新発田駅前;飲み屋がある…!

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連絡通路を通って新津行きに乗ります;ホーム

新津からは今日の旅の最後、新潟に向かう列車に乗ります。 で、驚いたのが、やっぱり混んでいる。例えるなら昼間の京浜東北線くらいは混んでいる。 それで、新潟というのは日本海側の大都市なんだなあということを感じました。

18時前に新潟着。ブログを書くまで気付かなかったのですが、これで信越本線も完乗したのでした。 といっても、もはや分断されまくりの信越本線、今JRに残っているのは高崎~横川(こちらは信越線という感じ…)・篠ノ井~長野・直江津~長岡~新潟だけでしょうか。うわ潰しづらい。私は後一応、並行在来線として分離される前の長野~妙高高原直江津と、しなの鉄道の小諸~軽井沢にも乗ったことがありますが…もはや本線感が全く無いですね(長岡~新潟はどちらかというと上越線が続くイメージだし)。でもまあ、とにかく乗り終わったということです。

新潟駅は、列車の案内板などが千葉駅っぽかったです。 あと、この訪問時は絶賛工事中で、正直駅の構造が全然つかめませんでした。

駅を出て、とりあえずまずはホテルに向かいました。 駅前に出ると広がる大都会。私は今まで新潟という都市を舐めていたんだなとよく理解しました。

ホテルはシングルイン新潟というところです。 どうも地場の企業「株式会社関越共進」というところが運営しているようです。 ホームページには「アーバネックスイン新潟、シングルイン新潟グループは、新潟駅前という立地条件の良さを活かした利便性と、徹底したコスト管理によるリーズナブルな宿泊先として、お客様のニーズにお応え致します」と書いてあるのですが、この徹底したコスト管理は伊達じゃなく、窓が開かないようでした。まあ、これは他でもある気がしますが(建築基準法関連の、換気のための開口部の条件は良いのだろうか…)、NHKが映らないのにはびっくりしました。その分受信料945円×12ヶ月×総部屋数が浮くということなのでしょう。945円を31で割ると30円くらいですから、1日30円分を切り詰めるのだな…という覚悟を感じました。多分ですが、株主が居るとか社会的責任ガーとなるようなチェーンの大手では、こういう事はできないのでしょうね…。

さて、ホテルに着いてからどうするかひとしきり悩みました。昼三条で結構歩いたりして疲れたので、ベッドに横たわりながら。 新潟といえばなんとかタワーというのがあったり、そうでなくても海上保安庁を見に行きたいし…。 しかしお腹が減った。食事を摂りたい。だが感染地域から来たから、あまり外には出ないべきか…でも東京と違い、どこも営業時間に制限なく居酒屋が開いていて結構目移りする…そもそも一人で居酒屋行ってもなあ。 そんな悩みをしてうだうだしていたら、いつの間にか寝落ちしてしまっていました。これら心配も結局全部杞憂に終わりました。

ちなみに、この部屋に居る間に東京で地震があったようです。うーん、無線が活発になりそうなのに、残念といえば残念か…。

2日めはこちら

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新潟駅に着きました。大きい駅ですね。このアーチがすごい;これはかなり千葉駅みがある

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新潟駅。絶賛工事中。ここにはきっと横長の駅舎があったのでしょう;めっちゃ都会やん…

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;なぜか撮影していたエレベーターの階数表示

成田線・鹿島線・大洗鹿島線の旅

fully vaccinated になり、(まだ抗体生産中の期間とは思うが)4連休に入ったので、そろそろどこかに出かけるかと思い、日帰りで鹿島神宮と大洗に行きました。 どちらかというと目当ては未乗線区だった成田線我孫子支線)・鹿島線乗りつぶしですが…。

外が暑すぎてヘロヘロになった旅でした。

書くのにかけた時間 多分8時間くらい。文字数 4万文字くらい(でも画像のhtmlタグも含むため実際はもっと少ない)。1日でこれなので長期の旅行記はいつまで経っても書き終わるはずがなく…。

旅程

計画においてボトルネックとなったのは鹿島線大洗鹿島線鹿島神宮~大洗)です。何しろ本数が少なく、昼間の本数が2時間に1本なのです(というか本数自体が少なく、鹿島線は1日16本*1大洗鹿島線は1日18本)。

潮来十二橋を訪れるとすると、折返しの逆向き電車を使う(近い順に佐原 → 十二橋潮来鹿島神宮と巡るのではなく、1本目の折返しを使って佐原 → 潮来十二橋鹿島神宮と行く)としても、両駅に1時間ずつ居ることになります。 流石に炎天下の十二橋に1時間はつらいと思ったので、朝の1時間間隔のうちに巡ることにしました。そのため全体的に朝早いプランに…。

大洗鹿島線は、最初長者ヶ浜潮騒はまなす公園前で降りて鹿島灘を見て、新鉾田と北浦湖畔にも降りるプランでいましたが、炎天下にそれは辛すぎるのではと思い途中下車をやめることで解決

大洗はレンタサイクルがよいそうです。バスは観光向けのものが一応走っていますが本数が少ないです。茨城交通茨城大学前~那珂湊駅間で走らせているバスが、大洗磯前神社前などを通ります。駅前までは来ず、少し歩いて「大洗駅入口」か「エスコ前」が最寄りのようです。ちなみに交通系ICカード使えません。

費用

合計:10989円(うち交通費 鉄道運賃 6309円, 指定席特急券 1480円, バス 420円, 食費 1980円, 飲み物代 460円, 観光代 340円)

おでかけパス使えないのがちょっと痛かったですね…。

常磐線成田線我孫子支線・本線)で佐原へ

まずは成田線我孫子支線)に乗るため、我孫子に向かいます。 後述の事情により佐原 09:16 発の鹿島線に乗りたく、早朝に家を出ました。

まだ涼しいとはいえ、夏日の続く今日このごろでは、駅までの徒歩でもなかなかつらいです。

京浜東北線で上野へ向かい、上野で成田行きの常磐線に乗り換えます。 流石に京浜東北線は空いていました。

常磐線は高架の10番線から発車です。 日頃常磐線とは全く縁がなく、乗るのはこれで人生3回目とか、そんな程度です。 そのため、常磐線には普通(中距離)、特別快速(中距離)、快速(取手まで)、各駅停車(取手まで)の4つの料金不要の列車があり非常に分かりづらく、成田行きと、隣にいた土浦行きのどっちが早いのかよく分かりませんでした(我孫子までなら変わらないらしい)。

あと、常磐線高架ホームは、高架ではあるとはいえ頭端式で、どことなくターミナルの雰囲気がありました。 ホームではまだ立ち食いそば屋があったのも驚きです。

角に1人もいないくらいの状態で常磐線は発車し、千住などを通って我孫子に向かいます。柏を過ぎたあたりから車窓に緑が増えました。 我孫子では6分停車。ここでお手洗いに行ったのですが(取手までの車両でもあると思っていた)、我孫子駅は8番線にお手洗いがあるというよく分からない構造でした。

我孫子で急に人が増え、立ち客は居ないものの1人おきに座席が埋まっている感じになりました。千葉の人は基本的に東京に向かうもんだと思っていましたが、意外と域内流動があるもんだなと思いました。 途中駅でポツポツ降りていきましたが、成田に近づくにつれ乗る人もあり、終点に着く頃にはまた同じような感じになりました。

特に観光地があるわけではない(敢えて言うなら、木下はかつての船運の街ではあったが)ので途中下車はせず、どんな人が使うのか把握したり、ぼーっと車窓を眺めていたりしました。 車窓は、我孫子を出た直後は大きな団地が見えましたが、段々と田園都市線つくし野のような(少し区画の広い)1軒家の並ぶ住宅街になり、畑が混じってきて、千葉の近郊のような様相を呈し始めました。 安食・下総松崎のあたりからは印旛沼側が巨大な水田地帯となり、下総松崎を出ると、(高低差のあまりない千葉ではあるものの)森の中を突っ走るようになります。 その中に突然出現する巨大な成田湯川駅を見ると終着成田、という感じでした。意外と緩急ありました。

成田線で気になった駅を幾つか挙げると、

  • 我孫子:ホームの構造が意味不明。どうしてこうなった
  • 湖北:駅名だけみると風光明媚そうですが、実際はそんなことはない
  • 安食:「あじき」。読めない
  • 小林:こっちは逆にすごくありきたりな名前
  • 木下:名字っぽいが「きおろし」なので読めない
  • 下総松崎:「しもうさまんざき」。もっと読めない

最後、成田は結構減速して進入します。こう、別路線と合流し、減速し、ポイントを幾つか渡りながらホームに入るというのはなかなか旅情をくすぐりますね。

これで成田線我孫子支線)はおしまい。成田~銚子は前に乗ったことがある…はず。あれ、自分成田~成田空港って乗ったことあったかな…。多分あるよな…。なので多分成田線全線おしまい。

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早朝の上野駅はがらんとしています。こんな窓?があったんですね;さて、成田行きという一風変わった?電車に乗ります

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10~12番線は高架ですが頭端式。どことなく地平ホームに似ています(暗いし)。

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いつも京浜東北線・山手線ホームのある公園側ばかり使っていたので、この入谷口方面の眺めもまた新鮮

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成田線の車窓。布佐~木下と下総松崎~成田

成田線鹿島線潮来

成田では7分の乗り継ぎで佐原行きに乗ります。成田の長いホームに不釣りあいな短い(?)4両です。

千葉の近郊区間だと思うのですが、1時間に1本しかなく地味にローカル線です。ただ、(本数が少なくなったからなのか)車内は立ち客が居る程度に混んでいました。なんとかボックス席の1端を確保しました。

久住、滑河、下総神崎、大戸、そして佐原です。 佐原でどっと人が降りました。私も合わせて電車を降ります。が、鹿島線のホームがどこなのか、案内がなく分かりません。 接続は5分なのであまり迷う暇はありませんが、とりあえずホームに滞留する人は居ないようなので、跨線橋は登るのが正解のようです。流れに身を任せます。 しかし、この人達は全員全員鹿島線に乗り換えか…?と思わず身構えましたが、大半の人は改札の方に向かったようでした。 (余談、佐原の1日乗車人数は2019年で平均3090人/日。1990年は5016人/日だったようなので、大分減ってしまったみたいです)

佐原には重要伝統的建造物群保存地区があって、東京からすぐ来れる割には風光明媚で、伊能忠敬の旧宅など見どころもあるのですが、小学校の頃来たはずで、時間の都合上今回はパス。 それよりも初めていく潮来十二橋を優先します。

お目当ての鹿島線の車両は、1番ホームの端っこにある切欠きの0番ホームにいました。 切欠きホームを使うほど成田線と差があったっけ?と思いましたが、待っていたのは新型のE131系2両で、2両だとあまり違和感がありませんでした。 209系の場合は4両だったと思うので、減車でしょうか。

E131系の車内は流石に新車とあって綺麗です。1人おきに座っている程度の混み具合で発車しました。 さあ、未乗線区鹿島線の始まりです。 香取を出ると大きく左に曲がり、利根川を渡り十二橋です。車窓は両側とも一面緑色の田園風景。十二橋からしばらくして、ポイントを渡ると潮来につきます。

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成田駅。規模が大きく、人も多かったです。新勝寺の最寄り駅だからなのか、巨大なちょうちんがありました。電光掲示板に様々な行き先が並んでいるのが乗換駅らしいですね;総武快速線向けのホームはかなり広いです。4両がこじんまりしている

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車窓(下総神崎~大戸);佐原駅跨線橋から)

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佐原駅0番ホーム。日差しが強烈;レトロ風な駅名標

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ドア横に謎の機器類収納スペース?があります;鹿島神宮行き
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車窓(佐原~香取)。田園風景;成田線から離れ、利根川を渡るべく左に大きく曲がっていきます。見渡すばかりの水田がきれいですね

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利根川を横断中

潮来の散策

潮来では数人下車。潮来の1日の乗車人数は平均320人/日(2019年)。2000年は636人/日だったらしいので、約20年でほぼ半減してしまったようです。 今は1日16本×上下線だけ電車が停まるので、平均して1列車10名ということでしょうか。 朝夕のほうが多いはずなので、昼間としてはこんなものなのでしょう。

さて、散策と行っても、次の電車は26分後で、あまり遠くにはいけません(暑いので行く気もないですが…)。 あと、そもそも潮来の観光名物であろうあやめはもう季節が終わりました。 なので、駅から徒歩3分くらいのところにあるあやめ園(として6月ごろ賑わったであろうところ)をぷらっと見るだけにしました。

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潮来駅のホーム

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潮来;特急10両と普通10両編成の停車目印。しかし特急があやめ祭りのときだけ来るくらいで、普段はその有効長を持て余し気味…(貨物がすれ違う?)。線路が真っ直ぐです

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ホームからの眺め。潮来市の中心駅のはずですが、あまり市街地っぽくありません;特徴的な水雲橋(たいこ橋)が見えます

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遠くには鹿島臨海工業地帯の煙突が見えます(日本製鐵三菱ケミカル鹿島石油、鹿島発電所などがある);降りていきましょう。階段も、山手線の駅とは違い広告がありません

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踊り場。窓の形が昭和です。

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あやめ祭り向け。やっぱり観光地としての側面があるんですね;改札です。自動改札を経ないままSuicaの簡易改札が設けられたのは、アフリカで固定電話が流行らないまま携帯電話が普及したのを見ているみたいです

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やる人いるのかな;潮来駅外観

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潮来駅外観 (2);潮来駅(少し離れたところから)。うーん、いい高架駅

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潮来駅

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駅前の建物;駅前の植え込みには雑草(オオアレチノギク?セイタカアワダチソウ?)が。まあ、夏だと仕方ないね…

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あやめ園に来ました。水郷筑波国定公園で1つなんですね;由来

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水雲橋は結構高さがあります、高所恐怖症なので思わず身構えました

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あやめ園。すっかりシーズンは終わってしまいましたね

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橋を渡りきるとお屋敷がありました

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南に向かってみます;港と縁なき暮らしなので、平然と港の語が出てくると驚きます

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NTT東日本潮来ビル。よく見るとロゴの下に消えかかって「お客様窓口」という字が見えますね。営業窓口跡は貸すらしいです。確かに、どこも地方のNTTビルはスペース持て余し気味ですよね;ホテル。潮来は観光シーズンに構えてなのかホテルが結構あります

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太鼓橋を眺める

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あやめの種類。いつも分からなくなってしまう;なんか咲いていました

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常陸利根川の方に向かってみます。藤棚?が川沿いにあって日差しよけにいい感じです;常陸利根川との水門。常陸利根川といいますが、地図で見ると霞ヶ浦と外浪逆浦の間を結ぶ水路のようです。最終的に利根川に合流します。常陸国の側にあるから常陸利根川か。

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船着き場がありました。観光シーズンにはきっと賑わうのでしょう。でも観光シーズンがあやめの時期だけというのは些か厳しい気もします;大きなホテル。温泉街みたいですね

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お米の直販所がありました。そういえば一応米が取れますもんね;駅前の雑居ビルにはクラブの文字。どんなに小さな町でもこのような店が1つはある気がしていて、潮来ではこれを見つけて(逆に)ほっとしました。

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水戸信金。ここが茨城だと感じさせる唯一の建物

潮来十二橋十二橋の散策

潮来10:26発の電車で十二橋に向かいます。 この潮来駅簡易委託駅らしく、観光協会の人が改札をやっていました。「暑いから気をつけて」と声をかけてもらいました。 私もこの暑さはまいるばかりで苦笑。

潮来からは、1時間に1本とはいえ、まだ車やバイクに乗れないのであろう学生が数名乗車していました。

高架を戻って十二橋で下車。ここでは私一人しか降りませんでした。まあ、そうだよね…。 実際、2006年の時点で平均乗車人数は55人/日とかなり少ないです(1995年がピークで135人/日)。

一度は来てみたかった十二橋駅。この、いかにも「駅という、人の乗降する機能をもったそれ以上でもそれ以下でもない建造物を作りました」といった感じの、無骨なコンクリートの建造物が堪らないですよね。 広告の類も全くなく、なんとも共産主義国家の建造物っぽいです。

駅からの眺めは素晴らしいです。一面の田んぼ。夏は行動しづらいので冬来るべきだったか…と後悔していましたが、この一面の緑を見ることができるのは、この季節だけの特権ですね。そしてその奥には鹿島臨海工業地帯の煙突が見えます。しかし…鹿島地域は(来るまで結構大変だったここ十二橋と比べてもまだかなり遠くにあるので)陸の孤島という感じがします。実際は高速バスがあるようですが、便利なのかな。あと、神栖(鹿島セントラルホテルあたり)とかは鉄道がなく、車社会なのであろうな…という感じがします。

駅の周り。本当に1面田んぼですが、一応駅前には駐輪場(学生が自転車で来て電車に乗るのでしょう)、お手洗いがあります。その他、ほ場整備事業の記念碑に消防署、あとちょっと行くと自販機と食堂(の看板を掲げているがやっているのかは知らない)があるようでした。

この消防署は「十六島出張所」と言います。あれ、十二橋じゃないの?と思って調べたら、地域の名としては十六島の方が相応しそうでした。 なんでも、このあたりは利根川砂州だったところを新田開発したもので、その頃は島が点在していたから十六島だったんでしょうか。

地図を見ていたら、なぜここだけ千葉県なのか(基本的には利根川の北が茨城県)という疑問がまた湧いてきました。千葉側が主に新田開発をしていた、とか?

ちょっとホームに降りて、近くの与田浦にかかる橋まで歩いてみました。往復10分ちょいでしたが、直射日光の遮るものはなく、暑いこと暑いこと。風は東京よりはあるものの、湿気にはかないません。じんわりと熱せられている感じ。

途中、なんか四足歩行の獣(猫っぽいが、タヌキかもしれない)が高架下の藪の中に入っていくのが見え、自然を感じました。

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十二橋に到着。一人炎天下のホームに降り立つ。なぜ…?と皆が思っていそう;来てみたかったので感無量。素晴らしいくらい何もない

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駅。待合スペースがあります(屋根はあるが扉がないのでスペースとしました);案内図。端に来たなあ

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乗車駅証明書発行機と、野ざらしの使用済みきっぷ回収箱;待合室にあった時刻表。本数少ない

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ホームからの眺め。高架なので眺めが良い。水田と遠くに鹿島臨海工業地帯。最高;反対側。こちらも水田が続く

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ホームの端まで来てみた。一直線の線路。高規格だ;ホームにはカブトムシがいた。どっから来たんだろうか

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では階段を降りてみます 階段もまた無機質です

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駐輪場です。ここも学生のものが主なんだろうか;消えかかった京樽の文字。見た感じトレーラーの荷台のようですが…そんなのあったの?

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ほ場整備事業の記念碑。十六島を調べていて分かったんですが、ここもまた水害との戦いがあったんですね。水郷らしい(船運メインの)景色が見れなくなったことは、この地域にとっては良いことだったのでしょう;十二橋駅を遠くから。うーん、いい

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十二橋駅を下から。いいですね~;2枚めはなんかピントが合っていなかった…。でもあのホームから少し飛び出たコンクリの土台がいい感じです

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少し歩きだすと、すぐ水田が広がります。撤去されないままの古い電信柱?;雑草の生える寸分の隙間もないほど、等間隔に綺麗に稲が並んでいます。どれも同程度の成長で、こう均一に育つものなんですね。雑草がないのも凄い。

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謎の棄てられたコンクリートの土台がありました;こちらは建設時に使ったクレーンとかでしょうか

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香取広域市町村圏事務組合 佐原消防署十六島出張所とあります。広域連合でしょうか。比較的新しい(といっても1995年スタート)制度ですよね。;与田浦に掛かる橋(与田浦大橋)まで来てみました。暑いこと暑いこと。ここでは釣りをしている人がいました。時々農業関連っぽい軽トラが走っていきます

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与田浦大橋からの眺め

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高架の反対側に来てみました。うーん、あぜ道といった感じ。のどかだ

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さあ、長くて短い滞在時間は終わりです。列車に乗って次の目的地に向かいましょう

十二橋鹿島神宮鹿島神宮見物

さて、十二橋に戻ってきて、鹿島線鹿島神宮に向かいます。程よく混んでいたので立ちつつ冷却されていました。

いやあ、車内のエアコンの涼しいこと。クーラーがケチられていない電車は最高です(余談ですが、鹿島線ワンマン運転の開始とともに?半自動式ドアになったようですが、見た感じ、乗ったらボタンを押してドアを閉める習慣は(まだ?)ないようでした)。

涼みながら、さっき降りた潮来を過ぎ、延方を通り、鹿島神宮に着きました。 延方の手前あたりで台地の切り通しみたいなところを通るのですが、東京は一応都市が海に沿って広がっているので、海に向かっているのになぜか(山方向のイメージのある)林や森の景色が広がるのが新鮮でした。

鹿島神宮駅は、潮来とは違い、駅から中層の建物が幾つも見え、結構反映してるんだなあと思ったりしました(後で近くを通ると、うーん…という気持ちになりましたが)。

駅から坂を登り、参道を通って鹿島神宮に行きます。 特に事前知識を何も持たず、ただ近くにあるしついでに寄っていくか程度の気持ちで行ったので、思ったより凄いとこじゃんと驚きました。

途中、参道では鯰(なまず。読める?)料理の店を見つけ、昼はここで食べなければという気持ちになりました。

鹿島神宮境内では、参道両脇にかなり大きな木々が並んでいて迫力があります。 本堂は入って割とすぐ、右側にあります。正面ではないのは結構珍しいと思います。 意外と参拝客もおり、そういえば茨城は別に緊急事態宣言下ではなかったなと思ったりしました。

せっかくなので、色々見て回ります。 まずはさざれ石。最初これが君が代の元になったのかと思っていましたが、どうもさざれ石というのは「石灰質角礫岩」というものを言うらしく、要は、小石の隙間に石灰等が入り込んで岩状に固まったものを言うらしいです。なんか護岸工事で見るやつに似ていますね…。

次に鹿園。どうも奈良の鹿の起源をここに求められるといった事が書いてありました。

それから奥宮と要石。要石は地震の守り神として信仰されたらしい。石でも神か…八百万であることよ。地震の守り神ってあんまり聞かない気がします。

最後に御手洗池を見ました。すぐ脇で地下水がドバドバと湧き出していました。冷たいので夏には気持ちいいですね。 もうここまでで暑くてへとへとになっていて、隣の売店のラムネがとても美味しそうに見えたのですが、次の列車(2時間に1本)を逃すと大変である一方、ナマズ料理は食べてみたいと思い、泣く泣く諦めました。

さて、急ぎ足で戻って、ナマズ料理を食べに鈴章というお店に入ります。 丁度いい感じの「ナマズのミニコース」というのがあったので、それを頼みます。ナマズを食べるのは人生初で、果たしてどんな味なのか。期待が膨らみます。 その間、座敷というか小上がりの席で座椅子に背中を預けながら、麦茶を飲んでテレビをボーッと眺め、料理を待ちます。夏だなあ。

えー、で、ナマズですが、ミニコースだと刺し、煮物、天ぷらを出してもらえます。結論から言うとかなり淡白でした(泥臭いといったマイナス要素はまったくなかった)。3つの中では煮物が(味がついているので)一番良かったです。あでも天ぷらも結構いい感じ。刺しは薄味なので、ふぐのような食べ方をしました(ポン酢・刻み青ネギ・もみじおろし)。やや身が締まってますね。面白いです。

堪能しつつやや急ぎめに食べてお店を出、駅に戻ります。暑い。

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車窓(潮来~延方);鹿島神宮駅

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鹿島神宮駅。割と観光要素を押し出している見た目しています;駅前の風景。中層の建築物が並ぶ

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坂を登ります。地図だとすぐなんですけどね…坂はスピードが上がらない;なんだか清里のような雰囲気があります

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あれ、この建物にあるアンテナはFM放送用?初めてみました。周波数が近いからか、行政無線用に似ていますね;参道です。太陽が降り注ぐ。腹立たしい

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鹿島神宮の入り口。鳥居が大きいです。右側の石柱は、横に「明治維新百年記念」とありました(1968年)。それを記念するムードがあったのか、かこつけたのか;能書き

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これは面白いですね、江戸時代の永代常夜灯です。いやに綺麗に残っている気がしますが…十組とありますが、茶問屋とあるので、十組問屋の意味ではなく地域あるいは講の1つとしての十組でしょうか;こちらは大伝馬町台町目講中とあります。伊勢講みたいな参拝講ですね。でも臺町ってどこでしょう?

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常夜灯が並びます;楼門に付きました。日本三大楼門の一つだそうです。そして扁額の文字は東郷平八郎が書いたそうです…いちいち有名人出てくるな

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修復するんだそうです

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茅の輪くぐりだそうです。初めてみました。昔の人はこう何かにつけて悪を祓いたがりますね。科学なき時代の人々の気持ちを思わず考えます;面倒なので1回通り抜けただけです

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こちらもまた謎の風習、大助人形(お鹿島さま)。集落の境に立てるんだそう;仮殿、重要文化財

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本殿(社殿)でお参りをします。メタ的な願いを道中考えていましたが、結局「全ての願いが叶いますように」になりました。何が正解だろうか;社殿、こちらも重要文化財

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並木道を進みます;さざれ石です。確かに小石が固まってますね。苔むしている…?のでかなり君が代に出てくるのに近いですね

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鹿園

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要石と御手洗池の分岐。また古そうな道標が出てきました;元文5年とあるので1740年のようです

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この境内はかなり鬱蒼とした森が広がっています。デカいです;この分岐…夕暮れ時に間違えて神隠しに遭うやつですよね?

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要石;御手洗池。結構透明度が高いです。湧き水だからでしょうか

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その湧き水です

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御手洗池横の売店。繁盛しているなあ;さあ、神は十分崇めました、これからはナマズタイムです。ナマズを食べましょう。ナマズナマズナマズ

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ナマズの刺し;ナマズの煮物と天ぷら

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帰り際に見かけた龍神社です。強そうなのでお参りしておきました

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キンキンに冷え露滴る水には神様も喜びそうですね;駅に戻ります

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坂道なので眺めが良いです。反対側に見える大きな建物は小山記念病院。地域医療の要になっていそうです;駅に戻ってきました。特急あやめを殺した張本人たちがいますね(ref:特急「あやめ」40年の歴史に幕 バス競合で低迷 - 産経ニュース)。まあでもそれもまたJRですが…

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神栖方面へのバス。やっぱり本数は少ない…;なんだかラッピングされていますね、行ってみましょう

鹿島臨海鉄道に乗って大洗へ

ナマズ美味かったなあとか思いながら駅に戻り、鹿島臨海鉄道に乗ります。 大洗までのきっぷ1300円を買って中へ。意外と掛かるなあ…。

改札内の待合室に意外と人がいましたが、皆さん何を待っていたんでしょう?率直に言って観光で鹿島神宮に来るなら、断然高速バスのほうが快適だと思います(そもそも鹿島線使うと佐原を初め乗り換えが多く、設備に劣るし、あまり早くもなさそう)が、なら改札外のはず…

ホームに上がるとガルパンラッピングの列車がいました。どうも大洗で待たれているらしいです。そっか。 しかし、確かに私はアニメを見るタイプのオタクで、今から大洗に向かおうとしているんですが、ガルパンは知らないんです。困った。

来たのは6000形という車両で、ちょっと年季が入っていました。で、驚いたポイントがあって…まずトイレ付きなんです。地方鉄道だと少し長くてもトイレなしが大半というイメージがあって(パッと思いついたところで秩父鉄道富山地方鉄道)、これは処理設備が必要なことが問題なんでしょうかね?なので驚きました(ただ、後継の新形車両8000形ではなくなるようです)。

もう一つは転換クロスシートであること。なんというか…ここ関西じゃないですよね?(というか窓含め117系に似ている)

で、悲しいポイントもあって…空調があまり効いていない。車内放送で「車両を大洗で交換するため水戸行きですが大洗で乗り換えてください」と言っていたこと、後に乗った8000系では空調が結構効いていたことから、空調の故障だったのかもしれません。とはいえ、暑い。

定刻に、列車はエンジンを唸らせながら走り始めました。エンジン…?不覚にも気づかなかったんですがこいつ気動車なんですね。関東は電車世界が広がっているので、無意識のうちにこいつも電車だろうなんて思っていました。見れば気づくのに。

で、しばらく走って鹿島なんたらスタジアム駅(北鹿島)を通過。これで晴れて鹿島線完乗です。横には貨物列車が停まっていました。 鹿島の工業地帯からの貨物のようで、タンクコンテナも載っていました。調べたら、化学系の貨物取扱が多いんですね:

密着ルポ、物流を支える「貨物列車」の舞台裏 | 鉄道会社に直撃インタビュー | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース https://toyokeizai.net/articles/-/311444

そこからは、荒野台、長者ヶ浜潮騒はまなす公園前、…と停まっていきます。長者ヶ浜(略)は、最初降りて20分ほど歩き鹿島灘とヘッドランドを見に行くつもりでしたが、窓の外にギラギラ輝く太陽を見ると、辞めて正解だったな…と思うなど。

ヘッドランドについては、茨城県の作った以下の鹿島灘海岸ヘッドランド事業パンフレットが詳しい。でも自然な形とはなんだろう。 https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/kasen/coast/documents/headland.pdf

車窓は、木々と畑と一軒家という感じで、程よい田舎です。 流石に鉄建公団が昭和中盤に建設しただけあって、線形が良いのか、気動車は快走します*2。駅間の距離もあり結構早いです。

乗客は転換クロスシート4席に1名くらい。学生が乗っていたのが印象的です。2時間に1本は普段使うには少しつらそう。

鹿島大野駅で結構人が降りました。2時間に1本の電車で移動しようとする人がいるんだ…という気になりました。 どうもここは旧大野村の中心だったようです。 1日乗降人員は2018年に262人だそう。その他の荒野台、鹿島灘、大洋も意外とそんな感じらしく、結構使われているんですね。

そこから先、鹿島灘というそのままの駅を過ぎますが、海まで少し距離があって、海は見えません。

北浦湖畔にくると、左側に北浦と田園風景が一気に広がります。そういえば、Wikipediaによれば、このあたりで内閣衛星情報センター北浦副センター(のアンテナレドーム)が見えるらしいのですが、忘れていました。

新鉾田は…降りてみたかったんですが、時間的に飛ばしましたが…地図で見たとおり、あまり市の中心という感じがしません。郊外のバイパス沿いだなあ、という感じ。鉾田市は農業が中心で、かつ3町村の合併による自治体なので、町の中心部という感じが続いているんでしょうか。 にしても、降りても飲食店があるのかも怪しく(地図で見るとココスはあるらしい)暇をつぶすのも辛そうで、まあ飛ばして正解だったのかもと思うなどしました。

とはいえ、乗降客数で見ると1,513人/日で、やはり中心なんだなという感じはします。

そこから先…歩き回ったせいか少し疲れが出て、気がついたら寝ていました。で、起きるとすぐ大洗。急いで降りました。

さて、観光です。ただここでまた一つ問題が出て…どうも大洗観光には自転車が最適らしく、レンタサイクルが推されていましたが、私は自転車に乗れないんですよね*3。で、観光案内所でバスの時刻表を見ましたが、一応は観光バスもあるものの、やはり間隔が空いていてしばらく来ない模様。

Google mapで経路検索すると、10分程度歩けばバスに乗れるようだったので、外はまだうだるような暑さでしたが、歩き出すことにしました。 住宅街の間の細い道を抜け、常銀前というバス停を目指します。途中、道路の先に壁のように船(さんふらわあ)が見え、港町に来たんだなあという気になってきます。

で、常銀前バス停に至る途中、手前に磯浜新道というバス停があり、時刻表によれば乗りたいバスが通るようだったので(なぜGoogle mapはこっちを案内しないのか…)ここで待つことにしました(ちなみに帰ってから分かったのですが、大洗駅から一番近いのは「エスコ前」か「大洗駅入口」です)。

で、時間になるとバスは…来ませんでした。まあ、長距離のバス(この場合は水戸の先、茨城大学前からやってくる)は遅れがちですよね。 可能性としては、実は今日は来ない日だったとかもなくはないかもですが、慌ててはいけません、私はZ世代とかいうやつです(と思ったら、どうもこれは1990年代中盤以降に生まれた世代を指すらしく、私はその前のミレニアル世代に属すらしい。マジかよ)。 最近は地方のバス会社も位置情報サービスを提供しているので調べる勝ちはあるはず…ほら、バスナビというのが出てきました。 これによると、どうも5つ手前の停留所に居るらしいので、遮るもののない日差しを一身に浴びながらひたすら待ちます。

しかし、来ない。調べ直すと、今は3つて前の停留所らしい。うーん、停留所2つでそんな掛かる?(まあ掛っているから来ないんですが)と思い、Google mapで交通状況を調べたら、どうも渋滞しているらしい。しかし他にどうすることもできないので、諦めて待ちます。

数分後、やっと来たバスに乗り、エアコンの送風口を即座に自分に向くようにして、大洗神社に向かいました。

大洗神社では、思わず脱力するような階段が目の前にありましたが、諦めて登りました。暑くて水を買うなど。 でもここは海風が心地よかったです。そして、潮風を感じるのが1年ぶりで、なんとも懐かしい匂いがしました。 その後、神磯の鳥居を見ました。カップルが多かったですね。ドライブコースとして人気なんでしょうか。

で、バスが丁度くるというので、急ぎ戻ります。が、こっちもやっぱり遅れていて(那珂湊との橋と、水族館あたりが主に混んでいたらしい)、しばらく待って乗車。今度は「常銀前」で降りて、少し歩いて大洗マリンタワーに行きました。

途中、コンビニによると、駐車場に八戸ナンバーのトラックが居り、ご当地だなあと思いました。

マリンタワーの感想ですが、このあたりにそもそも全然来たことがないので、展望室からの景色がとても新鮮でした。 見える山も筑波山八溝山です(結構高く見えます)。茨城ならではという感じがします。 また、眼下のフェリーターミナルの横にはずらっとトラックが並んでおり、物流にとって重要な拠点であることを感じます。 他にも、延々と続く鹿島灘や、ランドマークとして見える茨城県庁舎(水戸の中心とは結構離れているんですね。手狭になって新しく建てるときに場所がなかったとかか?)やエレベーター実験塔(日立のG1TOWER)なども目新しかったです。

一通り楽しんだ後は駅に戻ります。ここはバスが全然ないので腹を括って徒歩。やっぱり暑い。暑いというか、日光が強すぎて自分が消えそうな感じ。

駅につくとちょっと時間があったので、売店で疲れた体を癒やす甘いものとしてカフェラテを買いました。チェーンではないようでしたがSuicaが使えて驚きました。あと、面白いもので、大洗では駅弁を売っているんですね。私鉄に駅弁というイメージはなかった。

その他読み物

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ここでは、鹿島臨海鉄道のきっぷもJRの自販機で買えます。でもこれ中身のソフトウェアは他の場所のと共通だと思うんですが、何か設定を切り替えると表示できるんでしょうか;鹿島神宮駅ホーム

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鹿島神宮駅ホーム

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鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の車両、6000形。製造は1985年~1993年らしく、確かににちょっと年季が入っています;大洗でどうやら待たれているらしいです

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車窓(荒野台~長者ヶ浜潮騒はまなす公園前

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北浦湖畔あたりでの車窓。双耳峰が特徴的な筑波山が見えてきました。

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新鉾田と車窓。あんまりなにもないね…

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ガルパンラッピング車両の車内。なんかキャラがそこかしこに居る;大洗。そういえば、鹿島臨海鉄道駅名標は素朴でいいですね

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大洗駅の案内板。これもいい感じ。

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ちなみに階段にはキャラの絵が貼ってあります。オタクなので撮りました

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キャラの絵その2

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大洗駅。ここにもガルパン。ここに顔を入れるのは中々勇気がいりそう;空き地に植えられていたひまわり。夏だなあ

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写真は飛んで大洗磯前神社。暑いと撮る気力もなくなるんです…。えっこの階段を登るんですか?真夏に?;大洗磯前神社。鳥居の先が海というのはいいですね

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大洗磯前神社

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軍艦那珂の忠魂碑。なぜここにあるのだろう

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大洗磯前神社;近代的な二宮金次郎像。石像なら戦争でも供出させられないので安心ですね(棒)

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今度は階段を降りていきます;道路を渡って少し進むと、どーんと鳥居が現れました。

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左側には碑が立っています(もちろん立入禁止);憩いの場になっていました

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大洗磯前神社の海側の鳥居;町中を歩いているとよくさんふらわあが視界に登場します

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大洗マリンタワー

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大洗マリンタワー;展望室からの眺め。大量のトラックとさんふらわあさんふらわあ、大きいですね。そして車の収容スペースが大きい(居住空間が小さい)

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展望室からの眺め。フェリーターミナル;鹿島灘

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展望室からの眺め。筑波山茨城県庁とエレベーター実験塔(G1TOWER)

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展望室からの眺め。八溝山と日立;こんな風に見えるらしいです

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大洗マリンタワーの入り口にあった自衛隊の広告。自衛隊ってこんなだっけ…?;余生を送るワム。いい感じに溶け込んでいますね

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大洗駅ヘッドマークたち
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肩身狭そうに置いてある開業記念のヘッドマーク;こういう企業もあるんだなあと思って撮った写真

大洗 → 水戸 → 帰宅

大洗からは、今度は新型の8000形2両で水戸に向かいます。3駅ですが、結構人が乗っており私は立つことに。エアコンはよく効いていました。 途中駅ではあまり人の乗り降りがなく水戸着。出口は右側とアナウンスがあって、右側の扉で待っていましたが一向に開かず。どうも改札はあれど全員一番前の扉から降りるようです。みんな間違えていた。

水戸では駅の外を一目見ました。意外と高低差があったのと、出てすぐ右には土塀が見えており、水戸が城下町であることを感じましす。

水戸からどうするかですが、本来ならまだ日の入りまで時間があったので水戸線に乗ろうと思っていたのですが、こう暑さで疲弊するともはやそこまでの気力はなく、帰ることにしました。 で、流石に普通列車に押し込まれるのはちょっと微妙で、グリーンと特急を天秤に掛けたのですが、確か前者が800円くらい、後者が1500円くらいで、時間の差が1時間くらいだったので、それならと思い特急に課金してしまいました。

チケット自体はえきねっとのチケットレスで(なんか矛盾した文になっていますが)手元で予約。なるべく人の少なさそうな1号車にしました。

乗る前にお土産を見ましたが、地ビールが売っておらず、あと私の苦手な納豆、メロン、梅のお土産で、何も買わずじまいでした。

それで乗った特急ひたちですが、指定席ではあるものの椅子の背面が高く重厚、幅も広い気がするし、揺れないとあって、えらい快適でした。 城南に住む人間としては、上野や東京止まりでなく品川まで行ってくれるのも、想像以上に気が楽です。

ということで、最後は贅沢を満喫しながら帰ったのでした。おわり

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水戸に来ました。初めて降り立ちます

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あーこの人たちね…;改札口

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帰りましょう;快適だったひたち

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車窓からの筑波山;友部農園…JR東日本、そんなところまで…(操車場跡だそうで、『NREのエキナカ店舗等で排出された食品廃棄物をたい肥として再利用する実験農園「友部有機リサイクル農園」』で、『品質の高い、「安心・安全」な農作物の生産を目指し、エキナカ店舗 等での食材としての使用や農作物の販売を目指』すそうです)

*1:1993年の時刻表を見ても鹿島線が18本/日、大洗鹿島線が24本/日で劇的には変わらず。ただ、鹿島線は朝の直通快速特急あやめ大洗鹿島線は快速がそれぞれ無くなってしまった

*2:Wikipediaによれば「当初は特急列車を運行する計画があったため、単線ながら高規格な設計になっている」んだそう。マリンライナーはまなすの格上げか?

*3:むしろなぜこうも皆乗れるものなのだ?

PCを新調した

新調理由

  • Windows 11に更新できない:今は第3世代のi7-3770K。これが決め手にはなったと思う
  • ケースが床置きで邪魔。ホコリもたまる:今使用しているのはANTEC P280というミドル(ハイ)タワー。容量67Lだが、正直中はスカスカだし、シャドウベイもあまり使っておらず、もう少し小さくしたかった。あと、大きさの都合上床置きにせざるを得ず、邪魔でホコリが溜まるのも嫌だった
  • うるさい:CPUのFanが原因。夜中Perseusのキャプチャーのために付けっぱなしにしていると、結構気になる。別に新調しなくても直るが
  • HDD(データドライブ)の容量不足:これは主にPerseusでキャプチャーしはじめたせい。別に新調せずとも(ry
  • SSD(システムドライブ)の容量不足:これも新調せずとも直せるが…どうせならM.2にしようと思った

参考:現PCのスペック https://karlsnautr.blogspot.com/2013/04/pc.html

一方で、AMDの第5世代 Ryzen(Zen4)は噂されているし、DDR5メモリも量産され始めそうだし…とは思ったが、Zen4まで1年くらいはかかるのかと思って新調することにした。

一応現状使っているPCがあって(2013年4月頃組み立て。既に8年目、よく持っているな…)ので、なるべくそのパーツを活かすようにしようとしたのだが、気がついたらほぼ新規パーツで組んでいた…。

新調後スペック

パーツ名 メーカー 型番 購入場所 値段 コメント
CPU AMD Ryzen 5 5600X PC-IDEA 35,980円 人生一度はAMDを使ってみたかったところ、最近AMDが巻き返していて好機だったのでAMDに乗り換え。SDRやネットサーフィンが主要用途なので、シングルスレッド性能がそこそこあって、コスパが良いから。その上でIntelと比べTDPが低いから(高いとその分クーラーがうるさそう)。
CPUクーラー SCYTHE 虎徹 MarkⅡ TSUKUMO(店舗) 3,880円 特にこだわりはないので無難なものを。でもここ見て静かそうなのを選びはした。念の為、ケースを決めてから、クリアランスを確認の上購入。
マザーボード ASRock B550M Steel Legend Amazon.co.jp 14,427円 Mini-ITXMicroATXかで結構迷った。できれば小さい方がよかったが、PCI Expressの本数の問題でMicroATXにした。5600Xなので必ずGPUが必要、その上で10Gbpsにできれば対応させたいと思っていて、それにはもう1本必要だった。MicroATXの中ではゲーマー向けハイエンドモデルではなく、コスパ良さそうなものにした(X570よりB550の方が発熱が少ない?)。ちなみにクーポンで-1,000円、ポイントで-11,000円になり、実質2,427円であった。念の為、ケースを決めてから買った。
メモリ CFD W4U3200CM-16G TSUKUMO 19,980円 16GB x 2枚。現状の容量で困っていないので32GBを維持。メモリは結構複雑で正直良く分かっていないが、オーバークロック(OC)には興味がないのでスタンダードなものを。32GB x 1枚よりは16GB x 2枚の方がいいらしい。また、4枚にすると速度が落ちるので2枚で。速度はOCなしの中で一番早いPC4-25600(DDR4-3200)にした。ランクやレイテンシはあまり選択肢がなかった。(Dual Ranked, CL22)。ECCなし、バッファなし。
SSD Western Digital WD Black SN850 NVMe TSUKUMO(店舗) 23,980円 型番WDS100T1X0E-00AFY0。人生初NVMe。正直PCI Ex.3も.4も早すぎて変わらないような気もするが、折角なので買ってしまった。定評のあるものにした。ヒートシンクマザーボードに付属しているようなのでなしのものにした。
HDD 東芝 MG06ACA10TE アークオンラインストア 26,400円 大容量志向ですが財布と相談し10TBにしました。RAIDよりNASにバックアップ取ったほうが信頼性あるかなと思い1つだけです。初めての東芝製。このとき10TBのHDDは、安い順に東芝のMN06ACA10Tが25,500円、MG06ACA10TEが26,400円、MD06ACA10Tが26,928円。その先ちょっと値段が飛んでWD101EFBXが29,600円だった。一方で東芝のクラスとしてはMG(サーバー向け) > MN(家庭・SOHO用NAS向け) > MD(家定用PC向け?)らしく、MGにしました。その分音には制約がないとかだと微妙ですが…。10TBで消費電力多めなので、排熱には気をつけたいです。参考:https://btopc-minikan.com/hdd-hikaku.html
GPU Gainward NE6165001BG1-1175D-G イートレンドオンラインショップ 29,800円 GeForce GTX 1650のグラボ。ビデオメモリはGDDR6 4GB。これは現PCのために少し前に買い替えたものを、引き続き使用。
ケース Cooler Master Technology Cooler Master Silencio S400 TG TSUKUMO(店舗) 10,980円 型番MCS-S400-KG5N-S00。ケースを選ぶのは大変だった。まず、MicroATXMini-ITXの2通りで考えた。そのうえで、「前面にUSB-C」「HDDは2ベイ(RAID1の可能性を想定していた)」「静音」の上でなるべく小さいもの、を考えた。途中でMini-ITXのみでは10Gbps環境は難しい(Thunderboltがあれば変換可能も、AMDでThunderbolt対応は1つだけで癖があった)ことがわかりMicroATXに絞った。結局、Cooler Master Silencio S400 TG(33.9L, 前面USB-Cなし)とFractal Design Define 7 Compact Solid(39.3L, 5インチベイなし)の2つに候補を絞り、TSUKUMOで現物を見て小さい方にした。で、気がついたら側面ガラスの方にしてしまった…。確かにスケルトンへの憧れを昔は持ってはいたが…オタクじゃん。
電源 SCYTHE 剛力短2プラグイン SPGT2-600P - - 現PCのを引き続き使用。2013年4月ごろ購入、すでに8年目だがよく持っている。
合計 - - - 165,427円 個別にパーツを買っていたのであまり気にしていなかったが、あれ、意外と高く付いたな…

組み立て時の諸々

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お約束のような写真。机が狭いのであまり良くは撮れなかった;Amazonからはこのような感じで届いた。それは段ボール箱の代わりにはならない…!

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Ryzen、入魂…;クーラーの土台を付けたところ。これより先の写真はない

  • シリコングリスをマザーボードにこぼした:3000円台のクーラー付属のグリスでシルバーグリスではないだろう、シリコングリスならまあいいだろうと思いつつも、キムワイプで一応拭いた。テスターでグリスが導通するのか確かめたが、導通はしなかった。で、結局問題なかった。
  • 魅せるようにケーブルを配置するのは結構難しい:SATAケーブルとUSB 3.0ケーブルが今ぴょんぴょんしてしまっている。後者は結構硬いから曲げるのも難しく…。
  • フロントパネルからの配線をM/Bのピンヘッダに挿していくのは結構面倒くさい(ここに結構時間を費した)
  • 背面にもホコリよけのフィルターが欲しい
  • 起動後にマウスが認識しない:私が使っているのはLogicoolのM950。復刻版を除けば2015年販売終了なのでもう6年使っていることになるか。こいつは専用のUSBドングル経由でBluetoothによって通信するが、これが新PCでは最初使えなかった。結局ユーティリティーソフト「Logicool Unifying ソフトウェア」で再認識させたら使えるようになった(BIOS時に使えるような有線マウスを1つ持っておくべきか、と思ったりした)。

Windowsのライセンス認証

事前に心配していたことの1つ。

私の場合、Windows 8DSP版を購入 → Windows 10にアップグレードしていたのだが、どうもアップグレード後にハードウェアの構成を変更してしまうとダメらしい。 とはいえ、Windowsは安くはないので、なるべくならどうにかしたいところ。 一応Microsoftがハードウェアの変更時の対応を出していたり、Microsoftでチャットして救ってもらう方法などもあるようだが、以下に私の場合どうしたかを記す。

参考

Microsoftのアカウントにライセンスを紐付ける

ライセンス認証の画面で「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」と出ることを確認。方法は「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 のライセンス認証をもう一度行う」を参照。

事前にライセンスキーを確認する

私はフリーソフトShowKeyPlusを使用した。これを使用すると、Win 10のキーの他、Win 8のキーも確認できた(ここが大事)。 (Windows Product Key Viewerも使用したが、こちらではWin 8のキーは確認できなかった)

PCを組み立て、現PCのSSDで起動し、「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 の再ライセンス認証を行う」に記載の方法を試す

ライセンス認証の画面で「デバイスのハードウェアが変更されたことが Windows によって報告されました。 0xC004F211」と出た。 そこで次の方法を試す。

「ハードウェア構成の変更後に Windows 10 の再ライセンス認証を行う」の「5. Microsoft アカウントにリンクされているデバイスの一覧から、[現在使用中のデバイスは、これです] の横にあるチェック ボックスをオンにします。」まで行ったものの、ここでチェックボックスが選べなかった(項目ごとグレー塗りになっていた)

Windows 8時代のライセンスキーを入力する

結局、ライセンス認証画面にある「プロダクトキーの変更」でWindows 8時代のキーを入力したところ、ライセンス認証された。

SSDのクローン(SATA → NVMe)

クローン作成(Acronis True Image for Western Digitalを使用)

ディスクのクローン作成で有名なEaseusのソフトは、無料版ではクローンが出来なくなっていた。そこで、Western DigitalSSDを買うと使えるようになるAcronis True Image for Western Digitalを使用しクローンを作成した。

クローンは、回復ディスク(RE)も含め現SSDをまるごとクローンした。

1点注意として、コピー先の新しいディスクを完全に何もしないままだと、Acronis True Imageの画面では「ディスクが必要」と出るだけでクローンが作成できない(そもそもWDのディスクがないとインストールできない?らしいので、別に新SSDが認識されていない訳ではない模様)。 Windowsのディスクの管理から、MBRかGPTを選んでおくと、クローンが作成できるようになった。

SSDMBRであったが、折角なので新SSDはGPT形式にした(問題なくクローン・使用できている)。

以下スクショ。

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作業前の新SSDの状況。GPTにした

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Acronis True Imageでディスクのクローン作成を選ぶ

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適当にポチポチ選んでいく

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適当にポチポチ選んでいく(2)。Cが無事容量拡張されていることを確認。右側の「選択したディスクは現状のまま復元されます(ディスクのレイアウトはMBRのままになります)」というメッセージだけ意味がわからなかった…。

エラー回復

さて、クローンが出来たら既存のSSDを外し、BIOSでBoot diskをNVMeに変更して再起動する。

私の場合、最初はうまくWindowsが起動できなかった。その際、とりあえずコマンドプロンプトでdiskpart → list volumeしたところ、Cが正常に割り当てられていることは確認した。 その上で、bootrecしたりbcdeditを弄る方法がネットにはあるが、それらは私には高度すぎて更に破壊しそうだったので、やらなかった。 一方で、もう一度再起動したら問題なく起動できてしまった(結局そのまま使っている)。原因は分からずじまい。

おまじないのように、回復パーティションがあることの確認(とはいえ起動できなかったときにコマンドプロンプトを立ち上げられたので機能していると思う)、dismとsfcの実行を一応した。

正常時どのような状態であったかをメモすることには意味があると思うので、下記にスクショを貼っておく。

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クローン後のディスク構成, bcdedit
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dismとsfc, ディスク構成と回復パーティション

感想

  • とにもかくにも静かで助かる(一方でCPU温度は通常40℃程度のためエアフローは一旦これで良い模様。前面パネルは一応常時開放している)
  • ケースを床に直置きから机の上に置くようにして、足元の空間が広がり嬉しい
  • 早さは…正直あまり体感できない
  • NVMe SSDの発熱が半端ない

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CrystalDiskMarkの結果、SSDユーティリティソフトのスクショ。最高88℃…。

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Ryzen 5

Synology NASのメンテ

ここ7年ほど、SynologyのNAS、DS214seを使っている(2014/11/02に購入したらしい)。 クラウド・ストレージ・サービス(DropBox, Google Drive等)もあるが、(一時期は容量無制限で客を呼んでいたものの)基本的に容量制限があり、私の写真を保存するにはお金がかかりすぎることから、NASは重宝している。

さて、メンテナンスや確認が面倒で最近放置していたが、ふと気がついたら色々問題が生じていたので、ここひと月ほど修復と改善を試みていた。それらをメモする。

IPが競合していた点を修復

SynologyのNASは、固定IPの方が色々と都合が良いと思う。 それで、DSM側でIPを固定するようにしていたのだが、LAN1でIPの競合が発生しています、というメッセージが定期的に出るようになっていた。 最初の頃は実害はないと思っていたが、大量のファイルをコピーしようとすると、途中で速度が0に落ちてしまうことがあり、直すことにした。

直し方はかんたんで、固定IPを振るのを、DSM側ではなくルーター側で行うようにしただけ。 これで転送が途切れることはなくなった。

転送速度が遅いのでSMBのデフォルトバージョンを3に変更

10MB/sすらでない。HDDのアクセス速度がボトルネックかと思っていたが、他のところでNASを触っていた感覚からすると、HDDよりもボトルネックがあるように思えた。 調べて幾つか出てきた方法のうち、使用するSMBのバージョンを上げる方法(デフォルト、推薦値をSMBからSMB3に変更)を試してみることにした。 (本当は10Gbpsにしてみたいのだが、DS214seは拡張スロットがないのでできない)

変わったような…変わらないような…

ジャンボフレームを有効にすると変わったりするんだろうか。

そもそもSMBの使用バージョンに選択肢があるということついて、下記サイトを見て知った。

news.mynavi.jp

大容量データの同期にSynology Driveを使わないようにした

具体的にどこがどう、と問われると答えられないのだが…時々Synology Driveは同期ができなくなってしまうことがあった。 で、大容量のフォルダを再同期しようとするとかなり大変なので、少し遅いのかもしれないが、SMBでアクセスした上で、FreeFileSyncで同期するようにした。

とはいえ、Synology Driveはかなり便利ではあるので、引き続きDropBoxの代替として使っている

写真が一部消えたのを復元・外付けHDDの増強・Hyper Backupの再設定

いつしか、ローカルの写真が一部消えてしまった。 ローカルとNASは頻繁に同期するようにしていたので、当然NAS側でも消えてしまっていた。 もう何をしても戻らないのか…と絶望したが、NASの外付けHDDにHyper Backupしていた分が(Hyper Backupが幸か不幸か去年11月頃を最後に止まっていて…)残っていたので復元できた。

外付けHDDでのバックアップの大切さを実感したので、外付けHDDの容量を一気に6TBにし、再度Hyper Backupを設定した。 また、バックアップ間隔を2日起きにし、なるべく過去のバージョンまで保持できるようにした。

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新しく導入した6TBの外付けHDD

最近はマイニングの影響でHDDが高かったのだが、こればかりは致し方ないので高いと知りつつ買った。 Western DigitalのWD Red 6TBで、WD60EFAX-RT。秋葉原のTSUKUMOで税込 15,986円だった。

フォーマットはexFAT。 設定には下記サイトを参考にした。

wwq.mydns.jp

容量が不足し始めたのでHDDを3TB x 2 → 8TB x 2に交換した

現状の構成は、WD30EFRX x2をSHRRAID 1相当)にしている。が、今95%ほどの使用率になってしまっていて余裕がなく、HDDを交換することにした。 交換後の容量だが、現状の使用状況だと6TB x2でもよいのだが、思い切ってWD Red Plusの8TB (WD80EFBX) x2にした(よくIDLEになっており、想像以上に稼働時間の伸びが少なく、長期間使うであろうことと、カメラを変えたりして一度に使う容量が増えてきていることを考慮した)。

このHDDは、Synologyの互換性リストに載っていないため、少し使うのを躊躇した。 が、同じWDの8TBのHDDで使用不可になっているものはないし、恐らく大丈夫だろうと、可能性に賭けてまず1台をNTT-Xで購入し(21,208円)動作テストをした。 結果、問題なかったので、もう1台をドスパラで購入した(21,980円)。マイニング需要とマレーシアだかのロックダウンによる納入遅れの危惧からか、品薄気味だった(土日は在庫僅少で、月曜まで待って買った)。

入れ替えた感想だが、まず何より容量を気にしなくてよかったので、ストレスが軽減された。 あと、以前のHDDはWDのRed 3TBで、回転数が5400rpmだった。これが7200rpmになり、気持ち早くなった気がする。

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1台だけ入れ替えた後。3TBと8TBなので、小さい方の容量のまま

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1台だけ入れ替え後

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入れ替え中に出てきた謎のダイアログ

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入れ替え後の画面

ロシア ワニノ(Ва́нино)の冬季限定FAX

気象FAX関連で、ロシア ワニノ(Ва́нино, Vanino)の気象FAX(Радиофакс, Radiofax)の話をします。

概要

ワニノは、樺太(サハリン)の真ん中くらいから左に進み、間宮海峡を隔てた向かいにある港町です。 北緯49°に位置していることから、冬は流氷が押し寄せてくるため(日本海側の流氷状況は、ここ等で見ることができます)、冬季限定で短波で流氷情報のFAXを送信しています。

周波数:6456.9kHz(6455kHzでUSB)
送信時間:UTC 1, 6, 9時(JST 10, 15, 18時)らしい

FAXの存在自体は、BBS Now On The Radioの"Weather Radio in Asia"とロシアのブログに2012年の、あとロシアの掲示板(見たはずなのだが出てこない…)に***年の受信記録がそれぞれあることから把握していたのですが、まだ現役とは思っていませんでした。

それが、冬になりオホーツク海に流氷が到来したニュースを見て久々に調べたところ、ちょうど1週間前に以下のブログに受信記録が投稿されていて、まだ続いていることに驚きました(インターネットにも情報が少ない局なので―ロシア語で検索すれば出てくるのかもしれませんが―。いつまで続くんだろう)。 それで、早速自分も受信に挑戦してみた次第です。

Radiofax Update: JFX (Japan), RBW41(?) & Vanino Radio (Russia) (Nov 20 – Jan 21) | Gough's Tech Zone https://goughlui.com/2021/01/24/radiofax-update-jfx-japan-rbw41-vanino-radio-russia-nov-20-jan-21/

受信してみた

2021/01/31 Sun.

18時のを受信してみました。数分経ってから思い出して慌てて受信しはじめたので、最初の方は欠けてしまっていますが、思ったより鮮明に写っていて感動しました(途中から入感度合いが良くなりました)。

昔はロシア語だったようですが、私が受信したものは英語でした。

f:id:vita_brevis:20210201024204j:plainf:id:vita_brevis:20210201024159j:plain
(左)編集し向きを正したもの(右)オリジナル

2021/02/06 Sat.

15時と18時を受信してみました。

15時は電波が弱くFAXもうっすらと図が見える程度でした(途中で諦めました)。一方18時のは比較的電波が強く、マシな画像になりました(下図は同期ズレを加工しています)。途中までSDR#のAudio Noise Reductionを入れてしまっていて高音が切れており、黒くなってしまっています。

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Vanino fax. 2021/02/06 (左)JST 15:00(右)JST 18:00(同期ズレを加工済)

また、18:00 ~のNAVTEXも確認してみました。メッセージは2つでした。
1

RADIO=
ALL VESSELS=
ICE INFORMATION : 06/02/2021 09:00 UTC
BOUNDARY BETWEEN ICE AND CLEAN WATER EXTENDS APPROXIMATELY :
4915 14200 4900 14145 4900 14125 4850 14115 4855 14105 4840 14100 4840 14050 4825 14045 4825 14030 4820 14020 4800 14015
ON THE APPROACHES TO THE PORT : LIGHT NILAS,7-8.
FROM CAPE KRASNYY PARTIZAN :EAST, NORTH E ST, SOUTH EAST DIRECTIONS LIGHT NILAS, 7-8.
ROM CAPE PESCHANYY ON DISTANCE 5-10N.M.:EAST, NORTH EAST DIRECTIONS LIGHT NILAS,GREY, GREY-WHITE AND WHITE ICE SMALL, MEDIUM FLOES 6-8
FROM CAPE DATTA ON DISTANCE 5-10N.M._BHAEAWBBP-BHQAXAWBWB__P_HFZZ_HT NILAS,GREY, GREY-WHITE AND WHITE ICE SMALL, MEDIUM FLOES 9-10
RECOMMENDED TRACK : 4840 14050 4850 14027 4900 14027 4905 14022
RECEIVING POINT : 4840 14050.
SEA ICE CONDITION CHART WILL BE TRANSMITTED AFTER TEXT.
HARBOUR MASTER=

2

RADIO=
ALL VESSELS=
ICE INFORMATION : 06/02/2021 09:00 UTC BOUNDARY BETWEEN ICE AND CLEAN WATER EXTENDS APPROXIMATELY :
4915 14200 4900 14145 4900 0:50 14115 4855 14105 4840 14100 4840 14050 4825 14045 4825 14030 4820 14020 4800 14015
ON THE APPROACH_ZMHDPMPZYZMMMGMFDHMFSJMCFONGNYZBMX$MVYY(EMYHIII_FAMMGPJHJMGZYHDMPJHJMGJZCHDMPJHMWFYPYHFZJMSFSDHMFSJMCFONGNYZBMX_M(MZMWFJHIII_qXPMH GMBGBBXGPJHJMGZYHDMPJHMWFYPYHFZJMSFSDHMFSJGYPEPGGYPEPGUDFHPMWMWDFHPMFMPMJIIK_LL, MEDIUM FLOES 6-8
FROM CAPE DATTA ON DISTANCE 5-10N.M.:EAST, NORTH EAST, SOUTH EAST DIRECTIONS SIGHT NILAS,GREY, GREY-WHITE AND W WBGJD_G_UGXB_9P

RECOMMENDED TRACK : 4840 14050 4850 14027 4900 14027 4905 14022
RECEIVING POINT : 4840 14050.
SEA ICE CONDITION CHARAR_I
TRANSMITTED A AFJ REXT_B
HARBOUR MASTER=

2021/02/13 Sat.

相変わらず18時の回を受信しています。なぜかFAXがありませんでした。

1

RADIO=
ALL VESSELS=
ICE INFORMATION : 13/02/2021 09:00 UTC
BOUNDARY BETWEEN ICE AND CLEAN WATER EXTENDS APPROXIMATELY :
4835 14155 4835 14140 4850 14130 4835 14115 4855 14100 4855 14045 4850 14035 4850 14030 4840 14030 4830 14040 4800 14000
ON THE APPROACHES TO THE PORT : DARK AND LIGHT NILAS, 6-8.
FROM CAPE KRASNYY PARTIZAN :EAST, NORTH EAST, SOUTH EAST DIRECTIONS DARK AND LIGHT NILAS, 6-8.
RECOMMENDED TRACK : 4850 14030 4900 14027 4905 14022
RECEIVING POINT : 4850 14030.
SEA ICE CONDITION CHART WILL BE TRANSMITTED AFTER TEXT.
HARBOUR MASTER=

2

RADIO=
ALL VESSELS=
ICE INFORMATION : 13/02/2021 09:00 UTC
BOUNDARY BETWEEN ICE AND CLEAN WATER EXTENDS APPROXIMATELY :
4835 14155 4835 14140 4850 14130 4835 14115 4855 14100 4855 14045 4850 14035 4850 14030 4840 14030 4830 14040 4800 14000
ON THE APPROACHES TO THE PORT : DARK AND LIGHT NILAS, 6-8.
FROM CAPE KRASNYY PARTIZAN :EAST, NORTH EAST, SOUTH EAST DIRECTIONS DARK AND LIGHT NILAS, 6-8.
RECOMMENDED TRACK : 4850 14030 4900 14027 4905 14022
RECEIVING POINT : 4850 14030.
SEA ICE CONDITION CHART WILL BE TRANSMITTED AFTER TEXT.
HARBOUR MASTER=

その他

"WORLDWIDE MARINE RADIOFACSIMILE BROADCAST SCHEDULES"にも載っていませんが、一方でPevekの148kHzの放送が載っています。こちらも海氷情報とのこと。まだあるんだろうか。

あと、VaninoはFAX放送の前にNAVTEXを送信しているらしい(?)ので、そちらも受信してみたいです。

Perseusを買った

言わずとしれたSDR、Perseusをついに買ってしまいました。

今までAirspy HF+ discoveryを使ってきましたが、次の点がちょっと気に入らず買ってしまいました。

  • コネクタにガタが来ている
  • 強信号があると近隣周波数に影響が出てしまう(AM放送、強い短波放送、1.8MHz, 3.5MHzの近くて強い局など)
  • 30MHz~40MHz帯が受信できない
  • Frequency Manager機能が好きじゃない(これは後でpluginで解決できそうだと判明…)
  • IQ信号の再生機能がヘボい(早送りや巻き戻し、飛ばしが出来ない(?))

(本当はAR5700Dも(すごく)気になっていたのですが、やっぱり高いのと、もし買ってからPC側ソフトの使い勝手が微妙だと分かったら辛いなあと思い、Perseusにしました)

購入元

ApexRadio Directで購入。発送はAORからでした。 2021/01/17時点で、AOR Directだと税込140,030円、ApexRadio Directだと税込122,980円と、結構な価格差があります。

ハード

正直、感度の点ではそこまで差がないように思いました(主観)。 触ってみた限りでは、Airspy HF+で受信できる信号はPerseusでも受信でき、音量もS/N比もあまり変わらず、そしてPerseusでのみ受信できる信号にはまだ出会っていません。

が、強信号特性は流石にPerseusが上手です。AGCもいい感じです。例になりそうなものを2つ下に示してみました。他に、AM放送と東京マーチスが同時に出力に入っていても、ちゃんとマーチスを再生できます(Airspy HF+はAM放送に合わせてAGCがかかるのでマーチスが聞こえなくなる)。

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6MHz帯下。手前がPerseus、奥がAirspy HF+。Perseusの方が縦軸のスケールが大きいが、それでも5850kHzあたりと6100kHz前後を比べると、Perseusではどちらも-120dBm程度だがAirspy HF+は-65 dBFSと-55 dBFSで結構違う。

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長波帯で強いNAVTEXを受信しているとき。NAVTEX周りが比較的違う

あと、堅牢な筐体に入っていて、アンテナコネクタも頑丈そうで助かります。

他に、フルスパン機能も便利です(0~40MHz。高い周波数(22MHz~)を監視するのに楽)。 そうでなくても、通常でも帯域がSDR#の2倍強の1.6MHz(サンプリング周波数2MHz)になり、俯瞰しやすいです。

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フルスパン

ハードで唯一困る点は、ACアダプタのノイズが酷いことです。

例えば、下の画像は、Perseusの電源をON/OFFを切り替えた場合の、2.8MHz付近・4.2MHz付近におけるAirspy HF+ discoveryの受信結果です(Perseusをアンテナに繋げなくても、Airspy HF+には影響が出ています。コモンモードノイズではなさそう)。 3~4MHzあたりを中心にノイズが出てしまいました。 大人しくトランス式ACアダプターを買うなどしようと思います。

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2.8MHz付近(左)Perseus ON(右)Perseus OFF

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4.2MHz付近(左)Perseus ON(右)Perseus OFF

ソフト

PC側のソフトウェアとして、Perseus v5とv4.1があるかと思いますが、v5はそもそも有償(?)で、デモ版ではスクロールの調子が悪かったためv4.1を使っています。 インストーラーではなく単純にフォルダコピーすればよいことにびっくりしました。

いいところ

  • 周波数を直打ち可能
  • NBが結構高性能(音量も小さくなる気がしますが…)
  • 1画面に収まっていて、何かを変えようとしたときスクロールの手間がない
  • 録音ファイルの再生機能が多彩。もうスクロールバーがあるだけでも素晴らしい
  • 音質がいい…気がする

慣れないところ

  • SDR#はFFT + ウォーターフォール表示ですが、PerseusはFFT or ウォーターフォールで、同時に表示できない
  • FFTは正直弱い電波は探しにくい気がする
  • ウォーターフォールは流れる速度が気持ち遅め。スクロールした後なにかあるか探せるくらい流れるまで待つのがちょっと気に入らない
  • スクロールの向きがSDR#と逆
  • SDR#にあったバンド表示(アマチュア無線はここ、短波放送はここ、といったもの)がなく、視覚的に分かりづらい。
  • FFT画面上で受信している周波数をドラッグすると、ステップ周波数ごとに移動しない(何か方法がある?)
  • 周波数表示を右クリックでその桁がクリアされない

今後

Perseusに慣れていこうと思います。とはいえ、従来のAirspy HF+も捨てるわけではなく、2波同時受信できて便利なので引き続き使っていこうと思います。

海上保安用海岸局に関するメモ

総務省「海上移動業務用無線局局名録」のページに、海上保安用海岸局というPDFがあります。 これに関するメモ。

1-(1) 東京保安(とうきょうほあん)

えらく沢山周波数があるように見えますが、目的によって違います(注意書きを見る)。まとめると下記の通り。

方式 識別信号 受信 送信
DSC(デジタル選択呼出) 004310001 4208kHz, 8415kHz, 12577.5kHz, 16805kHz 4219.5kHz, 8436.5kHz, 12657kHz, 16903kHz
NBDP(狭帯域直接印刷電信) 2400*1 4179kHz, 8739.5kHz, 12487.5kHz, 16688.5kHz 4216.5kHz, 8419.5kHz, 12590kHz, 16812kHz
J3E(短波電話) とうきょうほあん JNA 4354kHz, 8707kHz, 8710kHz, 12326kHz, 12332kHz, 16513kHz, 16519kHz 4MHz・8MHzは同じ。他、13173kHz, 13179kHz, 17395kHz, 17401kHz

3 (1)については、狭帯域直接印刷電信による通信を行う場合に使用する。
4 (2)については、デジタル選択呼出装置による通信を行う場合に使用する。
5 (3)については、デジタル選択呼出装置による通信に引き続く狭帯域直接印刷電信又は無線電話による通信を行う場合に使用する。

コメント

  • 東京保安は中波は(この表上は)扱っていない
  • 最初の呼出はDSCまたはNBDP → DSCが主流なので実質最初の行の周波数のみ
  • 無線電話はその後必要な場合のみ使用 → つまり基本使われない
  • 送受信で周波数が違う

DSCの送受信で周波数が違うのは他国(他の海岸局)も同じなのでしょうか?

1-(2) その他保安

その他保安は小樽・塩釜・横浜・名古屋・神戸・広島・門司・舞鶴・新潟・鹿児島・那覇。 表は縦に長いですが、周波数は(VHF電話を除き)同じ。

方式 周波数
DSC(デジタル選択呼出) (受信)2,189.5kHz (送信)2177kHz
J3E(中波電話) 2,150kHz, 2,394.5kHz
F3E(VHF電話) 156.8MHz(ch16), 156.6MHz(ch12)(,156.45MHz(ch09))

(1) F1B電波2,177kHzについては、デジタル選択呼出装置による通信
(2) J3E電波2,150kHz及び2,394.5kHzについては、デジタル選択呼出装置による通信に続く無線電話による通信

コメント

  • 東京以外の保安は中波のみ
  • 最初の呼出はDSC。無線電話・NBDPはその後必要な場合のみ使用
  • 送受信で周波数が違う(2177kHzの海岸局の応答、見たことがないが…上海は同じ周波数で送受している気がするが)

3 船位通報制度(JASREP)

周波数帳には、JASREP通信波として幾つもの周波数が掲載されています(2150kHz, 2182kHz, 2394.5kHz, 4179kHz, 4184kHz, 4186.5kHz, 6218kHz, 6269.5kHz)。 古い受信ログをインターネットで見てみても、音声通話があったようです。 しかし、今でもあるんでしょうか?私が聞いたことはないです(DSC、電子メール等で実施?)…。

で、上記PDFには一括呼出の記載があるのですが、読む限り、対象となる船舶が存在する場合のみ呼んでいる気がします。そのためあまり使われなさそうな気がしますが、どうなんでしょう。

(6) 呼出し等
位置通報又は最終通報の遅延により安否を確認する必要がある船舶、救助を依頼する船舶等、連絡を要する船舶に対し、東京(富津)海岸局は、毎奇数時(中央標準時による。)の00分及び必要の都度、デジタル選択呼出装置(F1B)の電波の同時送信により、呼出しを行う。また、1(2)に掲げる海岸局は、必要の都度、呼出しを行う。

*1:狭帯域直接印刷電信用海岸局識別番号